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Google、インドなど新興市場向け低価格スマートフォン「Android One」を発売。価格は約1万円

米Googleは現地時間15日、新興市場向けの低価格スマートフォンプロジェクト「Android One」の第一弾端末をインドで発売したと発表した。第一弾端末の製造メーカーは現地インドのMicromax、Karbonn、Spiceで、機種はそれぞれ「Canvas A1」、「Sparkle V」、「Dream UNO」。販売価格は6,399ルピー(約11,217円)。

Android One

Android Oneは、Googleが6月に米国で開催した開発者向けイベント「Google I/O」において明らかにした、まだスマートフォンを手にしていない次の50億人に向けて、低価格でスマートフォンを提供することを目指して立ち上げられたプロジェクトで、今回発売になった機種のように、100ドル程度の低価格帯でリリースされる。

具体的には、Android Oneの端末は、低コストで製造できるよう、メーカー、通信キャリアと共同で取り組まれ、基本仕様が標準パッケージ化される。今回の3機種も基本的に同じような仕様で、OSにはAndroid 4.4を採用し、プロセッサはMedaTek製のCortex-A7(クアッドコア1.3GHz)、メモリは1GB RAM、4GB ROM、ディスプレイは約4.5インチで解像度は480×854ドットなどとなっている。

今後登場予定の次期バージョン、「Android L」へのアップデートも提供予定で、このソフトウェア更新はGoogleが用意する。

ソフトウェアはこれまで一般的に通信キャリアから販売されてきた端末、もしくは各メーカーが販売してきたものと異なり、メーカーによるカスタマイズがされていないものになるので、Android OSのアップデートも「Nexus」シリーズと同じようにGoogleが早いタイミングで投入する見込み。

ある意味、低価格版の「Nexus」シリーズのようなものだ。

インドでは通信キャリア「Airtel」を利用する場合、一部のデータ通信費は無料になる。それは、ソフトウェア更新に必要なデータ通信費が半年間は無料になることと、毎月200MBまでのGoogle Playからのダウンロードにかかるデータ通信費が無料になることだ。

また、Android Oneには、新たにいくつかのメーカーが参入することが明らかになっている。日本からはパナソニック、台湾のASUSTeK Computer Inc.、Acer、HTC、中国のLenovoのほか、Alcatel Onetouch、Intex、Lava、Xoloだ。

今後はインドのほか、フィリピンやインドネシア、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、スリランカでもAndroid Oneのスマートフォンがリリースされる予定。



【情報元、参考リンク】
Android One公式サイト
Android Official Blog

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