Androidニュース&アプリ情報メディア

KDDI、組み込み用通信モジュールでLTEに対応したモデル「KYM11」を発売へ

KDDI、沖縄セルラーは12日、法人顧客向けに、LTEに対応した通信モジュール「KYM11」を19日より販売開始すると発表した。組み込み用の通信モジュールとしては、LTEに対応したモデルは国内通信事業者では初となる。

LTE対応通信モジュール KM11

また、同社はKYM11の発売に併せて、LTE対応通信モジュール向けの料金プランも提供を開始する。

KYM11は産業機械や車載機器など、様々な機器への組み込み用通信モジュールで、800MHz帯のau 4G LTEに対応し、下り最大75Mbpsでの通信が可能となっている。今夏からKDDIが提供する2.1GHz帯と800MHz帯、両方を同時に使って通信を行い、より高速化するキャリアアグリゲーションには対応していない。

しかし、4G LTEに対応することで、やはり高速化されるため、カーナビゲーションに組み込んだ場合にはインターネット経由での地図データなどの情報をより早く入手できたり、デジタルサイネージの場合は動画コンテンツを容易に配信できるようになったり、と様々なメリットが生まれる。

次に料金プランだが、2種類用意される。

高速での通信を重視する用途、顧客向けには下り最大75Mbpsでの通信が可能な「LTEモジュールフラット」、一方、運用コストを重視する顧客向けには月額800円からの「LTEモジュールダブル定額」が用意される。

LTEモジュールダブル定額は下り・上りどちらも最大512kbpsで、月々のデータ通信量が300KBまでは基本料金内の800円となる。それ以降は1KBあたり1円で追加課金される。一方、LTEモジュールフラットは下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsで、月額6,700円の定額だ。

KYM11の主なハードウェア仕様は、本体サイズが約37×50×5.3mm、重さは約11g、動作温度はマイナス30度からプラス70度、外部インターフェースは、シリアルインターフェース(80pin)が2つ、USBインターフェース(80pin)が1つとなっている。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件