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サムスン電子、曲面ディスプレイを搭載したリストバンド型端末「Samsung Gear Fit」と「Gear 2」「Gear 2 Neo」を発表

韓国サムスン電子は現地時間24日、世界最大級の携帯電話関連の展示会「Mobile World Congress 2014」(以下、MWC)が開催中のスペイン・バルセロナにおいてプレスカンファレンスを開催し、最新スマートフォン「GALAXY S5」(こちらの記事参照)のほか、ウェアラブル端末「Samsung Gear Fit」を発表した。

Samsung Gear Fit

また、「GALAXY Gear」の後継モデルとなる「Samsung Gear 2」、カメラ機能が省かれた廉価モデルの「Samsung Gear 2 Neo」もSamsung Gear Fitに先行して発表されている。

いずれも腕に装着して使う端末だが、まずはSamsung Gear Fitから紹介したい。

Samsung Gear Fit

Samsung Gear Fitの大きな特徴は、約1.84インチの曲面ディスプレイ(Super AMOLED:スーパー有機EL)を搭載すること。曲面ディスプレイ、すなわち曲がったディスプレイを採用することで、スマートウォッチ分野の製品としては従来品にはないほど腕にフィットする外観イメージを与えられる。

しかも、ディスプレイがスマートウォッチ製品とは異なり、大きくなく、かつリストバンドの幅にあった細長いものとなっていることも特徴だ。解像度は432×128ドットで、かなりの横長ディスプレイであることが分かると思う。もちろん、タッチパネル操作が可能だ。

この製品はSamsung Gear 2やSamsung Gear 2 Neoと比べると、より活動量計としての性質の強い製品になる。

歩数、移動距離、睡眠時間のほか、心拍数も記録できるので、日々の活動を記録・管理するアイテムとして活用できる。さらに、スマートウォッチ的な機能として、スマートフォンの「GALAXY」シリーズとの連携も可能で、通知をSamsung Gear Fitで受けることができる。

本体サイズは約23.4×57.4×11.95mmで、重さは27g。防水防塵仕様なので、雨の日やお風呂場、キッチンなどの水回りでも安心して使える。

バッテリー容量は210mAhだが、実使用上3~4日は連続駆動できるということだ。

発売時期は4月以降の予定。


次にSamsung Gear 2だが、こちらは前述したように「GALAXY Gear」の後継モデル。やはり4月に発売予定だ。

Samsung Gear 2

旧モデルとの大きな違いはOSがAndroidからTizenに変更になったこと。それもあって製品名が「GALAXY Gear」から「Samsung Gear」に変更されている。

約1.63インチのディスプレイ(Super AMOLED、320×320ドット)を搭載し、「GALAXY」シリーズのスマートフォンとの連携機能を利用できる。Samsung Gear 2自体にデュアルコア1GHzのプロセッサ、512MBの内蔵メモリ、4GB ROMも搭載する。

スマートウォッチとはいえ、歩数、心拍数、睡眠時間の記録・管理もできるので、Samsung Gear Fitと同じような使い方も可能だ。しかし、連続駆動時間はSamsung Gear Fitの方が長いので、活動量計としての機能を主に利用する場合にはSamsung Gear Fitの方が楽だろう。

また、約200万画素のカメラも搭載するので、手軽に写真を撮影したいときにも便利かもしれない。

一方のSamsung Gear 2 NeoはSamsung Gear 2からカメラを省いたモデルとなる。

Samsung Gear 2

【情報元、参考リンク】
・サムスン電子/プレスリリース12

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