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Huluが業績発表。日本のユーザーも今年一年で2倍以上へ

フールージャパンLLCは19日、日本国内における動画配信サービス「Hulu」の状況と米国Huluの2013年の業績の概要を発表した。

米国Huluの業績推移

まず、日本では2013年9月に、サービスの提供開始から2周年を迎えた。国内でのビジネスも順調に伸びているようで、今年一年で昨年と比べてユーザー数が2倍以上になったということだ。Huluでは具体的なユーザー数までは発表していないため、実際にどれくらいの規模になっているのかまでは分からないが、増えていることは確かなようだ。

さらに、国内でのコンテンツ・パートナーは現在では50以上の規模に膨らんでいる。特に最近ではTBS系列のドラマなどが増えていることがユーザーにもよく知られていると思う。

そのTBSをはじめ複数の地方テレビ局、東映アニメーション、東宝、アミューズソフト、バンダイチャンネルなど、様々なジャンルのパートナーの作品が揃う。

現在ではHuluで楽しめる映画・ドラマは12,000本以上に達しているという。

また、Huluは様々な機器で視聴できるサービスだが、最近発売されたPlayStation Vita TVにも対応するなど、新機種も順次サポートし、日本市場における対応機器の数はPCを除いて9,000万台以上になるということだ。

次に米国のHulu本社の業績だが、2013年の総収入は10億ドルを達成している。昨年が6億9500万ドルなので、こちらも順調に伸びている。米国HuluでのHulu Plus(月額7.99ドル)の会員数は500万人を突破している。さらに、米国市場にある4億以上のインターネット接続可能機器で視聴可能となっている(PCを除く)。

米国市場でのHulu視聴可能機器の数の推移

米国Huluでは488のコンテンツ・パートナーからの作品が揃えられており、86,000のテレビエピソード、2,900のテレビシリーズが視聴可能だ。また、米国Huluでは今年は20のHuluオリジナル作品の配信も行われている。2014年以降数年間でさらに倍以上のオリジナル作品が提供される予定となっている。

Huluは今年1年でグローバルで260以上の社員を新たに迎え、現在の陣容は725名となっているとのことだ。

日本でも各社が定額制の動画配信サービスを提供しているが、Huluはやはり先行していることもあり、端末サポート、プレイヤーの使い勝手、ラインナップで頭一つ抜けているように思う。もちろん不満点はまだあるものの、端末はPCはもちろん、ゲーム機、スマートフォン、タブレットなどもキチンと押さえており、しかも、複数台を一つのアカウントに登録できる。一つのアカウント、一人のユーザーが様々な機器でHuluをいつでも視聴できるのは本当に便利だ。

また、ラインナップも特に海外ドラマのファンにとってはHuluがスタンダードなサービスと言えるだろう。それに加えて、TBSドラマ、アニメなども増えてきているので、海外ドラマファン以外の層も取り込み始めているはずだ。

今後もサービスの拡充が期待される。

【情報元、参考リンク】
Hulu

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