ウィルコム、Bluetooth連携したスマホ側でウィルコム回線通話ができる「だれとでも定額パス」対応PHS「WX12K」を11月14日に発売へ

ウィルコム、ウィルコム沖縄（以下、ウィルコム）は6日、京セラ製のPHS端末「WX12K」を14日より販売開始すると発表した。予約は6日より既に受付開始となっている。

WX12K。左から順にブラック、シルバー、ピンク、ネイビー×ゴールド、ホワイト×ゴールド。

同社は同日、もう一つの新モデル「LIBERIO 2 WX11K」（京セラ製）も発表しているが、このWX12Kは特徴が異なる。WX11Kはストレート型のフォルムを持つPHSだが、WX12Kは折りたたみ型だ。他にもいくつかの違いがあるので、概要を紹介していきたい。

主な特徴は折りたたみ型であることに加え、約500万画素のオートフォーカスカメラ、防水・防塵・耐衝撃性能を持つこと、安心機能への対応、快適性を高めた通話機能、そしてBluetoothによるスマートフォンとの連携機能だ。

Bluetoothとの連携機能はLIBERIO 2にもあるが、WX12Kでは、スマートフォンとBluetooth接続し、子機として使う以外にも使い方がある。WX12Kでは、Androidスマートフォンに「だれとでも定額パス アプリ」を入れれば、スマートフォン側からウィルコムの回線での通話ができるようになる。また、BluetoothのPANに対応したスマートフォンやタブレットと、WX12Kを接続すればPHSデータ通信によるテザリングも利用できる。

このようにBluetoothの連携機能がより豊富なのがWX12Kだ。

そして、京セラ製スマートフォンなどでお馴染みの「スマートソニックレシーバー」を搭載する。このスマートソニックレシーバーは、ディスプレイ全体を振動させることで電話中の相手の声を耳に伝える技術で、周囲が騒がしい場所などであっても、クリアに聞こえるという魅力がある。さらに、ディスプレイ全体を振動させるため、耳を当てる位置がアバウトでも問題ない、という魅力もある。

安心機能では、迷惑電話の疑いがある着信が来た場合、自動判別して警告を表示してくれる「モバイル迷惑電話チェッカー」機能や、「緊急速報メール」に対応する。

防水・防塵・耐衝撃性能はLIBERIO 2と同じで、IPX5・IPX7相当の防水、IP5X相当の防塵、米国防総省が制定したMIL-STD-810G Method 516.6:Shock-ProcedureIV に準拠した規格において実施された試験をクリアしている。

カメラ性能が高い点もWX12Kの特徴で、オートフォーカスに対応した約500万画素のカメラを備える。LEDライトも搭載する。

本体サイズは約50×110×16.4mmで、重さは約113g。ディスプレイはメインが約3インチの240×400ドット、サブが約0.9インチの128×36ドットとなっている。連続通話時間は約10時間で、連続待受時間は約720時間だ。

【情報元、参考リンク】
ウィルコム/WX12K製品紹介ページ