KDDI、au 4G LTE対応の車載型基地局を導入

GAPSIS編集部 2013年7月19日

KDDIは19日、auの高速通信サービス「4G LTE」に対応した車載型基地局を導入すると発表した。車載型基地局は、地震や大雨などの自然災害の発生時に被災地における迅速なエリア復旧や、局所的に通信エリアを構築・強化する際などに使われるものだが、これまでは4G LTEには対応していなかった。

「4G LTE」対応車載型基地局側面

しかし、同社は保有する車載型基地局を改良し、4G LTEに対応させた。

この4G LTE対応の車載型基地局は今夏実施される全国の各種イベントにおける通信環境強化のためにも利用される予定だ。花火大会や野外イベントなどの大型イベントでは局所的に通信トラフィックが集中するため、車載型基地局を利用するなどして一時的に通信環境を強化する必要があり、NTTドコモ（以下、ドコモ）なども同様の措置をとっている。

ドコモもすでにLTEサービス「Xi」に対応した車載型基地局を導入し始めており、こうした臨時的に利用する基地局に関しても各社ともにLTEへの移行が本格的に進み始めている。

なお、KDDIは7月に開催されるイベントでは下記のものにおいてLTE対応車載型基地局を導入する。8月以降の導入予定はauホームページで順次公開される予定。