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ドコモ、太陽光発電や電気自動車の蓄電池など5種類の電源に対応したHEMS(家庭用エネルギー管理システム)を開発

NTTドコモ(以下、ドコモ)は23日、一般社団法人仙台グリーン・コミュニティ推進協議会からの委託によって、太陽光発電や電気自動車の蓄電池など5種類の電源に対応し、停電時にも電力供給をすることができるHEMS(Home Energy Management System。家庭用エネルギー管理システム)を開発したと発表した。

HEMSの利用イメージ

このHEMSは、太陽光発電、定置型リチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池(エネファーム)、電気自動車の蓄電池、電力会社から購入する電力、計5種類の電源に対応し、停電時でも家庭電力として利用できるシステム。

あらかじめ家庭内に設置されているタブレットを利用し、電力量や省エネ設備の稼働状況をクラウドで管理できる。さらに、天候を予測し、電気自動車の走行距離などの情報を収集することで最適な充放電指示を自動で行うこともできる。

電力見える化のイメージ

主な特徴は次の5点。

・平常時は生活パターンを自動解析して5つの電源をMIXして効率的に利用
・日産自動車のデータセンターとの連携により電気自動車の蓄電池の効率的な利用
・天気予報サービスとの連携により発電量を予測して充放電の効率化
・災害などによる停電時でも、電力の自給自足により家の中の全てのコンセントが利用可能
・停電時でも、ガスと水が提供されていれば家庭用燃料電池の継続運転が可能


年内に日産自動車のグローバルデータセンターとドコモのHEMSクラウドと連携し、電気自動車の使われ方や蓄電池の充電状態などの情報を取得・活用することで、電気自動車の効率的な充放電制御を自動で行うV2H(Vehicle To Home。自動車の蓄電池を家庭電力として利用すること)を実現するシステムの構築を目指すという。

また、このHEMSは総務省の被災地域情報化推進事業として仙台市が実施している「平成24年度仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業(田子西地区)」において、仙台市田子西地区に建設したスマートハウス(16戸)に設置される。

このスマートハウスは4月27日から5月6日までの期間、一般社団法人仙台グリーン・コミュニティ推進協議会が開催する住宅フェアで展示され、イベント終了と共に建売住宅購入を考えている方へ各住宅会社から販売される。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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