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KDDI、15社と連携し、NFCサービスを普及促進へ。MasterCard、Visaの決済サービスは今年度中に提供予定

FeliCaを利用したおサイフケータイ機能は生活に浸透している日本だが、現在はNFCのType A/Bという方式を利用したサービスの開発・提供が世界各国で順次進められている状況にあり、国内向けスマートフォンでもType A/B、FeliCaに対応した端末が徐々にリリースされ始めている。

このような状況下で、通信事業者もやはり各社と連携し、自社のスマートフォンユーザーに対して各種サービスを提供すべく取り組みを行っている。

KDDIも4日、NFCに関する取り組みを報告している。同社は現在15社と協力し、クレジット決済サービスや情報配信サービス、交通サービスなどの準備を行っている。また、いくつかのサービスはすでに提供中だ。

まず、決済サービスについてはMasterCard Worldwideとビザ・ワールドワイド(Visa)と協力して準備が進められており、MasterCardについてはNFCの非接触決済サービス「PayPassを2013年度中を提供予定だ。Visaも同様で、「Visa payWave」を利用して、NFC端末をタッチするだけで決済できるサービスを今年度中に提供する予定。

交通系サービスでは、日本航空がスマートフォンをタッチするだけで搭乗できるサービス「JALタッチ&ゴー」を昨年10月より提供している。

また、機器連携機能としてソニーが提供するNFC対応オーディオ機器にスマートフォンをタッチするだけでBluetooth接続をワンタッチでできるようになる。他にもソニーのNFC機器との連携が可能だ。これらは3月上旬より順次提供予定。

パナソニックの「スマート家電」との連携も昨年6月から提供されている。スチームオーブンレンジにタッチするだけで情報を送信できたり、体組成バランス計にタッチするだけで測定データの管理をやり取り・管理できる。

他にも各社がサービスの準備を進めており、2013年度は徐々にNFCサービスが普及し始める年になりそうだ。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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