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日本でも高解像度タブレット「Nexus 10」が販売開始。16GBモデルと32GBモデルを発売

Nexus 10
米Googleが昨年10月30日に発表し、11月に米国、カナダ、ドイツ、フランスなど一部の国で販売を開始したAndroid(アンドロイド)タブレット「Nexus 10」(サムスン電子製)だが、それら先行販売国から遅れること約3ヶ月、日本でも2月5日から販売開始となった。

販売されるモデルは内蔵ストレージ容量が16GBのモデルと32GBのモデル。Google Playにおけるオンライン販売での価格は前者が36,800円、後者が44,800円だ。

Nexus 10はGoogleがスマートフォンやタブレット市場においてAndroidのリファレンス端末として展開するブランド「Nexus」シリーズの最新機種で、約10.055インチでフルHD以上の2,560×1,600ドットの解像度を持つディスプレイを持つタブレットだ。ピクセル密度は300ppiを誇り、非常に精細な表示が可能となる。

また、OSにはAndroid 4.2を採用し、従来のAndroidタブレットにはなかった、OSとしてのマルチユーザーに対応する。タブレットの場合、家族複数人で使うシーンも想定され、この機能は便利だ。ユーザーそれぞれが自分だけのホーム画面設定、アプリデータ、メール、写真などを利用することができるので、ファミリータブレットとしても最適な製品になりうる。

また、Googleが運営するソーシャルネットワーキングサービス「Google+」のハングアウト機能を使って、同時に9人までのビデオチャットを行うこともできる。しかも、音声に関しては3つのマイクを使ったノイズキャンセリング機能の効果によって非常にクリアとされる。

Nexus 10はWi-Fi(無線LAN)専用モデルのため、3GやLTEは利用できないがWi-FiではIEEE802.11b/g/n準拠で、MIMOとHT40モードに対応する。高品質・高速でのWi-Fi接続が可能だ。

その他の仕様では、ディスプレイ保護には米Corning社の「Gorilla Glass2」を採用し、プロセッサにはサムスン電子製Exynos 5 Dual(デュアルコア)を、内蔵メモリは2GB RAM、カメラはメインが5メガピクセル、サブが1.9メガピクセル、外部接続端子としてmicroUSBとmicroHDMI、3.5mmオーディオ端子を備え、バッテリー容量は9,000mAh、ボディサイズは約263.9×177.6×8.9mm、重さは約603gなどとなっている。

すでにクアッドコアプロセッサが当たり前になりつつある市場から見ると、ディスプレイ以外のスペックには特筆すべき点はないが、Android 4.2におけるマルチユーザー機能は必要とする方にはとても便利だろう。また、高精細ディスプレイも魅力的だ。



【情報元、参考リンク】
Google Play/Nexus 10(16GBモデル)
Google Play/Nexus 10(32GBモデル)

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