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【実機レポート】スマホとタブレットで「Xperiaブラザーズ」が登場。Xperia ZとXperia Tablet Zをチェック

ソニーのAndroidスマートフォンと言えば「Xperia」なわけだが、同じくソニーがリリースしているタブレットは、なぜかスマートフォンのXperiaとは独立した、独自の個性を持ったものだった。世界中のタブレットがスマートさを求めるなか、ブックスタイルなどと言って、持ちやすさのためにボディを厚くするような試みは世界でもソニーだけが成しえるチャレンジングなものだったが、マーケットにはあまり受け入れられなかったようだ。

Xperia ZとXperia Tablet Zを発表するNTTドコモの加藤薫社長。

そんな独自のチャレンジを続けるソニーのタブレットだったが、今回、NTTドコモ(以下、ドコモ)の2013年春モデルの発表会でお披露目された「Xperia Tablet Z」(SO-03E)はついにスマートフォンのXperia新製品と同様のイメージを持つタブレットとして生まれ変わった。

ドコモの発表会でこのスマートフォン「Xperia Z」(SO-02E)とXperia Tablet Zを触る機会があったので、そのファーストインプレッションをお届けしたい。

ボディカラーに関しては、Xperia Zが白、黒、紫の3色であるのに対して、Xperia Tablet Zでは白と黒の2色だ。カラーラインナップについて、Xperia Zを気に入った僕としては、タブレットでもなぜ紫を出さなかった? と一瞬思ったが、やはりボディが大柄なタブレットでの紫とは少々アクが強すぎるかもしれないと思い直した。

3色のカラーバリエーションを持つXperia Z。ガラス素材を採用し、ストレートなボディを形成。


Xperia Tablet Zは白と黒の2色。


■Xperia Z

まずはXperiaZの話をしよう。Xperia Zは先行してグローバルでの発表が行われた端末で、グローバル版と国内向けのドコモ版では仕様が異なる。もちろん基本的な仕様は同じだが、国内版ではワンセグに対応するなど、いわゆるガラケー機能が搭載されているのが異なる。話を伺ったところ、グローバル版は国内版から一部機能を削減した存在だそうだ。

国内版のXperia Z SO-02E

グローバル版のXperia Z

これは国内版、グローバル版と作り分ける今までの戦略とは大きく異なるわけだが、日本国内のユーザーとしては実にありがたい話。これによって国内向けだけが安定性に欠けるなどという話はなくなるだろう。

なお、ワンセグのアンテナは「Xperia SX」などと同じく外付けで、ヘッドフォン端子とヘッドフォンの間に接続するタイプなのが相変わらず面倒だ。

ちなみにXperia Zの詳しいレポートはグローバル版において下記ページで紹介しているため、そちらを参照して頂ければ幸いだ。
http://www.gapsis.jp/2013/01/xperiaz-ces-report.html

Xperia Z SO-02Eの背面。ガラス素材を採用し、エレガント。

“板”といった表現に近い、薄くストレートなボディ。

約7.9mmと、薄いボディ。


■Xperia Tablet Z

何といってもこの10.1インチ・タブレットは薄い。厚さは実に約6.9mm。10.1インチ液晶を搭載し、ボディも物理的に大きなサイズなので、何か薄い板を持っているかのように感じる。しかし、ヤワな印象を受けるわけではない。これは背面が強化グラスファイバーなおかげだろう。

超スリムで軽いXperia Tablet Z。

「薄い!」の一言。

Xperia Zと違い、Xperia Tablet Zの背面の質感はマット。

側面のデザインテイストもXperia Zと似ている。

Xperia Tablet ZのフルHDディスプレイは表示クオリティの高さがナイスだ。もちろん、Xperia Zの表示クオリティも素晴らしいが、画面が大きい分、そのインパクトはタブレットのほうが大きい。出先で映画などを楽しむときにも威力を発揮してくれるだろう。また、フロントサラウンド機能S-FORCEも搭載しているので、スピーカーから音を出して映画を見る場合にも結構イケる。

ソニーらしく表現力に優れたディスプレイ。

カメラ機能もかなり使える。連写機能も搭載しているのだ。しかも、ディスプレイが大きい分、写真を楽しむことにも向いている。

連写機能も搭載したカメラ機能。

Walkman、アルバム、カメラ、ムービーなどソニー独自アプリを搭載。

音楽再生はWalkmanアプリで。

他のアプリを使っているときに使えるソニー独自のミニアプリも豊富に搭載。

ミニアプリの一つ「タイマー」。


■NFCでの多彩な連携

このタブレットの特徴の1つはXperia Zと同様、近距離通信技術「NFC」(Near Field Communication)によるワンタッチ連携機能が強力であることだ。同社の対応Bluetoothヘッドフォンやスピーカと「N」アイコンを合わせる(かざす)だけで簡単にペアリングすることができる。さらに、「One-touch Sharing」を使って、対応するスマートフォンのXperiaにワンタッチで画像を転送できるのもいい。

このNFCを使った連携は実に便利な感じだ。さらに「One-touch backup」では、対応バックアップデバイスにワンタッチで画像をバックアップできる。このバックアップデバイスとして「LLS-201」という機器が発売予定になっている。このあたりはスマートフォンやタブレットの使い勝手を変えるかも知れない。LLS-201は1TBのハードディスクを内蔵したパーソナルコンテンツステーションで、4月30日に発売予定。スマートフォンやタブレットの動画や写真をLLS-201で一元管理してしまおう、という機器だ。詳しくは下記リンク先の記事を参照してほしい。
http://www.gapsis.jp/2013/01/lls-201.html

LLS-201


■Xperiaなタブレットを歓迎したい

今回のXperia Tablet Zは“まさにXperia”という印象となった。この薄さと軽さは実にインプレッシブだし、まるで薄い板のようなボディもスタイリッシュだ。7インチタブレットに慣れて10インチタブレットをあまり使いたくなくなっていた僕にも扱いやすいのが凄い。

また、スマートフォンのXperiaシリーズは最近ハイパフォーマンスレンジを狙っていなかったため、あまり目立たない印象になっていたが、今回のXperia Zで巻き返した感がある。今年はこのスマートフォンとタブレットで大きくXperiaが躍進する予感がする。

今回の新製品では統一感あるデザインを採用し、まさに“Xperiaブラザーズ”といった印象。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
Xperia Z製品紹介ページ
Xperia Tablet Z製品紹介ページ

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