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ドコモがジュニア向けスマホ「スマートフォン for ジュニア SH-05E」を発売へ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は10日、小中学生などのジュニア層が初めて持つスマートフォンとして、安心・安全に使える端末として「スマートフォン for ジュニア SH-05E」を開発したと発表した。発売は2月上旬の予定で、1月下旬より全国のドコモショップで事前予約の受付が開始される予定。

スマートフォン for ジュニア(カラー:ブルー)

ドコモの携帯電話ラインナップにはより低い年齢層をターゲットとした「キッズケータイ」シリーズや、高齢者向けの「らくらくホン」「らくらくスマートフォン」など、特定のユーザー層に特化した端末があるが、今回登場する「スマートフォン for ジュニア」は新たなユーザーをターゲットとしている。

「スマートフォン for ジュニア」では、ジュニア層をターゲットとして、初めて持つスマートフォンとして安心して使えるような設計がなされている。

まず、「らくらくスマートフォン」と同様に「スマートフォン for ジュニア」では「Google Playストア」が利用できないので、はなから利用できるアプリが大幅に制限されている。この点は不便でもあるが、「親が“安心”して渡せるスマートフォン」に、ということなのであれば致し方ないことかもしれない。Google マップ、Gmail等Google提供アプリも使えない。

基本的にドコモが指定するアプリのみが利用できる。さらに、アプリの利用制限設定も可能となっている。

また、ウェブサイトの閲覧においてはspモードフィルタを使って有害サイトをブロックすることができる。

他にも電話帳に登録した相手だけに電話やメールができるように制限する機能や深夜利用・使い過ぎを防ぐ利用時間制限、通話時間制限などの各種制限機能がある。

子供に何かあったときのための防犯ブザーも搭載される。これもキッズケータイやらくらくスマートフォンなどと同様の措置だが、「スマートフォン for ジュニア」では、サイドボタンを長押しすると防犯ブザーと連動してあらかじめ登録しておいた連絡先(1件)へ自動で発信されるようになっている。らくらくスマートフォンと比べると連絡先の数が少ないものの、1件でも大抵は十分だろう。

残念ながらGoogle マップは使えないものの、ドコモの「地図アプリ」を使うことはできる。ほかにも、ドコモのスマートフォン・タブレット向けの学習サービス「ドコモゼミ」、英和・和英辞書、時間割、おこづかい帳、電子書籍サービス「電子書籍GALAPAGOS Jr」などのアプリがプリインストールされる。

本体の主な仕様は次の通り。

OSはAndroid 4.0、ディスプレイは約4.1インチで解像度は540×960、内蔵メモリは1GB RAM、8GB ROM、バッテリー容量は1,660mAh、ネットワークはXiとFOMAに対応し、カメラはメインとサブの2基構成。メインカメラの有効画素数は約1210万画素でサブカメラは約32万画素。防水・防塵性能も備える。

「スマートフォン for ジュニア」の利用者向けには新しいパケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for ジュニア」も用意される。このサービスは月額2,980円のフラット型のパケット定額サービスで、通常の「Xiパケ・ホーダイ フラット」に比べて3,005円安くなっている。ただし、注意したいのは速度制限が掛かるしきい値が通常のパケット定額サービスよりも低いことだ。月の利用データ通信量が500MBを超えると、その月の末日まで通信速度が上限ともに最大128kbpsに制限される。

しかし、500MB超過後、2GBごとに2,625円を支払うことで通常の速度に戻すこともできる。


上がピンク、下がホワイト。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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