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東京メトロのトンネル内における携帯電話エリア整備の完了予定時期が約3か月延期。2013年3月末までに完了へ

東京地下鉄は31日、携帯電話会社4社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス)を含む25社から構成される移動通信基盤整備協会とともに進めている、東京メトロ全線での携帯電話のエリア整備に関して完了予定時期の変更を発表した。

このエリア整備ではトンネル内へのアンテナ設置工事が行われており、駅構内のみならず運行中の列車内でも各社の携帯電話サービスが利用可能になる。例えば、運行中の列車内でもウェブサイトの閲覧やメールなど、インターネットを利用することができる。

また、マナー上、利用は避けるべきだが技術的には音声通話も可能で、例えば着信なども受けることができる。もちろん、実際には音声通話は避け、優先席付近では携帯電話の電源を切る必要がある。

しかし、少なくともデータ通信が可能になることで、東京メトロの利用者にとっては携帯電話の利便性が大きく向上する。

当初、東京メトロ全線でのエリア整備の完了予定時期は年内とされていた。ところが、新たな工期では、完了する時期は2013年3月末までの予定となる。ただし、一部区間では既にエリア整備は完了(※後述)し、携帯電話が利用可能になっている。また、連絡線の設置工事が行われている有楽町線・副都心線小竹向原~千川間については、2017年3月末までに完了する予定。

完了時期が遅れる理由は、8月1日未明に南北線白金高輪駅構内で発生した携帯電話のアンテナ設置工事トラブル(資材搬送用の台車が逸走)を受けてのこと。夜間工事における安全管理の強化と再発防止策を講じたため、当初予定よりも遅れることになった。

なお、すでにトンネル内で携帯電話サービスが利用できる区間は下記の通りだ。
  • 銀座線:神田 ~ 銀座 間
  • 丸ノ内線:茗荷谷 ~ 淡路町 間
  • 日比谷線:日比谷 ~ 中目黒 間
  • 千代田線:綾瀬 ~ 湯島 間
  • 南北線:市ケ谷 ~ 赤羽岩淵 間

【情報元、参考リンク】
東京地下鉄/プレスリリース(PDF)

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