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KDDI、高速通信サービス「4G LTE」を9月21日より提供開始

KDDI、沖縄セルラーは14日、LTE(Long Term Evolution)規格の高速通信サービス「4G LTE」を21日より提供開始すると発表した。21日は米Apple製スマートフォン「iPhone 5」の発売日であり、それに合わせてサービスの提供も始まる。


KDDIの「4G LTE」もNTTドコモの「Xi(クロッシィ)」、ソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G LTE」などと同様、下り最大75Mbps(一部エリアのみ。他のエリアでは最大37.5Mbps)の高速データ通信が可能なサービスだ。

ただし、最大速度は2013年には下り最大速度を112.5Mbpsにまで引き上げられる予定だ。

同社は「4G LTE」向けの料金プランもあわせて発表しているが、このサービスでは、テザリングを利用することも可能となっている。テザリングは、Androidスマートフォンや「iPhone 5」などのテザリング対応機種をWi-Fi(無線LAN)の親機として働かせ、タブレットや携帯ゲーム機、PCなどのWi-Fi機器をインターネットに接続する機能だ。「4G LTE」では、このテザリング機能はオプション契約の扱いとなり、月額525円で利用できるようになる。

また、当面は「4G LTE」に対応し、テザリングを利用できる機種は「iPhone 5」のみ。

「4G LTE」向けの料金プランは下表の構成だ。「LTE プラン」が基本プラン、「LTE NET」はデータ通信を利用する際に必要となるインターネット接続サービス、「LTE フラット」がパケット通信料の定額サービスで、まずは料金が定額となるフラット型のタイプのみ用意される。

「4G LTE」の料金プラン

「LTE プラン」向けにいくつかの専用オプションサービスも用意される。「au通話定額24」(月額500円)、「通話ワイド24」(月額980円)、「テザリングオプション」(月額525円)、「エクストラオプション」(2,625円/2GB)だ。

「au通話定額24」は、au携帯電話宛の国内通話料が24時間無料となるオプション、「通話ワイド24」は、国内通話料が半額になるオプション、「テザリングオプション」は前述したように、他のWi-Fi機器でもau端末を介してデータ通信をできるようにするもの。「エクストラオプション」は、月のデータ通信量が7GBを超えたときに、速度制限を解除するためのオプション。このオプションを使わない場合には、7GBのデータ通信量/月を超えたとき、通信速度が上下最大128kbpsに制限される。なお、テザリングオプションを利用する場合には、閾値が7GBに500MBを加えた値となる。

「4G LTE」サービスはサービス開始当初から、東京23区及び全国の政令指定都市を中心とした主要エリアをカバーし、2013年3月末時点で実人口カバー率約96%を達成する見込みとなっている。実人口カバー率は全国を500メートル四方単位に区分けしたメッシュのうち、サービスエリアに該当するメッシュに含まれる人口の総人口に対する割合。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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