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HTC、日本向けに開発された「HTC J」を台湾・香港でも発売へ。乃木坂46起用プロモーションも展開へ

HTC NIPPONは11日、KDDIとともに日本市場向けに開発したAndroid(アンドロイド)スマートフォン「HTC J」を、アジア市場にも投入すると発表した。台湾と香港で販売される。

HTC J 台湾・香港版

しかも、アジア向け製品も「HTC J」のブランド、デザイン、カラーバリエーションがそのままで展開される。さらに、HTCアンバサダーとして起用されたアイドルグループ「乃木坂46」を起用したプロモーションも、台湾・香港で行われる。

HTC JはHTCとKDDIが日本市場向けに開発したスマートフォンで5月25日にauスマートフォンとして発売され、現在も高い人気を誇っている。HTCはHTC J発売前に日本に投入したスマートフォンにおいても、純粋なAndroid端末としての高い質を求めるユーザー層には好評だったが、ワンセグやおサイフケータイなどの国内定番機能がない点、ブランド認知度などから、エントリークラスのユーザー層にまで人気があったとは言い難かった。

ところが、グローバルモデル「HTC One S」をベースに、日本市場を意識した端末として開発されたHTC Jは、ベースモデルの基本性能の高さ、体感性能の良さはそのままにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、ezwebメール、Cメールなどに対応し、ホワイト、レッド、ブラックのカラーバリエーションも用意され、従来からのユーザー層に加え、幅広いユーザーに人気の機種となった。

HTC Jは発売当初から海外での注目も高く、またアンバサダーとして起用された乃木坂46のプロモーションも話題を集めていたという。そのため、アジアでのマーケティングコンセプトとしても採用されることになり、乃木坂46はCMやカタログなどに登場するほか、13日に台北で実施される店頭イベントで1日店長を務めるなど、アジアのユーザーにHTC Jを伝える役を担う。

今回の件についてHTC NIPPONの代表取締役社長 村井良二氏は次のように述べている。

「日本のユーザのニーズと趣向を熟知したKDDI社と、革新的なスマートフォンを通してもっと楽しく便利で快適なライフスタイルを提供したいというHTCの協業で生まれたHTC Jが国外でも発売されることは、大変嬉しいことです。競争の激しいグローバルスマートフォン市場において今回の展開は、日本発のスマートフォンとカルチャーが評価を得た証しであり、海外ユーザの期待にも応えるものと確信しています。今後も両社の強みを活かした画期的な製品の開発に取り組んでいきます」

また、KDDIの商品統括本部長 山本泰英氏は「世界のスマートフォンをリードするHTC社がKDDIとともに日本市場向けに開発したHTC Jは、おかげさまでお客さまから高い評価を得ています。 そのHTC Jが、台湾や香港でも発売されることになったこの動きは、これまでになかった『日本からアジアへ』という新しいスマートフォントレンドが生まれた証しです。これからも HTC 社のスマートフォンに期待しています」と述べている。

【情報元、参考リンク】
HTC J製品紹介ページ

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