グリー、DeNAら6社、コンプガチャのガイドラインを策定。6月にはコンプガチャの類似ガチャに関するガイドラインも策定へ

NHN Japan、グリー、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー（以下、DeNA）、ドワンゴ、ミクシィらソーシャルプラットフォーム事業6社は25日、「コンプリートガチャガイドライン」を策定したと発表した。

コンプリートガチャガイドラインは、各社が運営するソーシャルプラットフォーム上で提供されるゲームなどのコンテンツ内で提供されてきた「コンプリートガチャ」（以下、コンプガチャ）に関するもので、各社はコンプガチャの廃止をすでに決定済み。また、ユーザーが自主的かつ合理的な選択の上でソーシャルゲームを楽しむことができる環境を整えることも同ガイドラインの目的となっている。

各社は5月18日に消費者庁から発表された「カード合わせ」に関する景品表示法（景品規制）上の考え方を受けてガイドラインを策定した。ガイドラインは6月1日から運用開始される。

各社は6月末日を最終期限として、ソーシャルプラットフォーム上における全てのコンプガチャを廃止する。6社が自社で開発・提供しているコンテンツにおいては5月9日にコンプガチャの新規リリースが中止されており、既存のものに関しても5月31日までに終了することが決まっている。

また、サードパーティが提供するタイトルにおけるコンプガチャについても前述したように6月末日を最終期限として全て終了する予定だ。

ガイドラインでは第3条でコンプガチャの禁止を次のように規定している。

「プラットフォーム事業者は、その運営するプラットフォームにおいて、その開発・運営の主体が自社であるかその他のソーシャルゲーム提供事業者かであるかを問わず、コンプガチャを利用者に提供してはならない。」

なお、6社は今後、下記テーマに関するガイドラインの策定も行う。これは6月中に発表される見込み。

・ガチャのうちユーザーを過度に誘引させるようなコンプガチャに類似するもの
・ゲーム内でのユーザーに誤解を与えないような表示方法

【情報元、参考リンク】
グリー/プレスリリース