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KDDI、2011年度第2四半期決算発表。スマートフォン販売好調。上期だけで191万台を出荷。WiMAXが年度末から都営地下鉄、東京メトロで順次利用可能へ

KDDIは24日、2011年度第2四半期(7月~9月)の決算発表を行い、当四半期の業績及び上期(4月~9月)までの概況、さらに下期へ向けた計画について明らかにした。まず、同社は上期に前年同期比0.4%増の1兆7,433億円の営業収益を記録した。営業利益は同7.6%増の2,667億円、純利益は同2.3%増の1,401億円となった。力を入れるスマートフォン販売も好調で、上期だけで191万台を出荷している。


当初、同社は年間目標を400万台としていたが、上方修正し500万台とすることも明らかにされた。

KDDIのスマートフォン販売が好調な理由は、Android(アンドロイド)スマートフォンが引き続き好調で、「INFOBAR A01」やWiMAX対応端末などが好評を博し、人気機種になったことが大きい。また、Windows Phoneなどもある程度貢献しているとの話だ。さらに、同社が年間目標を上方修正した最大の理由には、iPhone 4Sの存在がある。今回の上期の業績発表には当然ながらiPhone 4Sの出荷台数等は含まれないが、非常に好調なセールスを続けているものと見られている。

それだけに、下期は上期以上にスマートフォンの出荷台数を記録できる見込みだ。

同社は下期も引き続きスマートフォンへのシフトを推し進め、商品ラインナップ、販売力、データオフロードなど多方面で取り組みを強化していく方針だ。

販売力の強化では、店舗のリニューアル、スタッフの増員、スマートフォンに関するスキルの強化などが具体的に挙げられている。また、auマイプレミアショップメールによる能動的なリテンション活動や、タブレットを活用した新しい顧客対応スタイルなども検討される。これらの施策により、ただ単に端末を販売する店舗から、よりユーザーの要望や相談事に対応できるコンサルショップへと進化させていく。

一般の量販店や携帯電話専門店においても、売り場の増強やスタッフの増員などの強化が図られる予定だ。

データオフロードでは、公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の拡大、WiMAXへの対応強化などが今後も進められる。傘下のUQコミュニケーションズのUQ WiMAXの基地局数は9月末時点で16,084局。さらに今後は都営地下鉄、東京メトロ、全国の主要地下街などへもエリアを拡大していく。

少なくとも都営地下鉄に関しては、駅構内のみならず、トンネル内を含めたネットワークの整備が進められるため、車内でもWiMAXを快適に使えるようになる見込み。ただし、都営地下鉄全駅や全トンネルが対象ではないので、サービス開始時の詳細発表を待ちたい。浅草線、三田線、新宿線、大江戸線で利用可能な予定だが、押上、目黒、白金台、白金高輪、新宿線新宿駅は除く。






【情報元、参考リンク】
KDDI/第2四半期決算短信(PDF)

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