Androidニュース&アプリ情報メディア

Mozilla、Firefox 7のベータ版をリリース。メモリ使用量削減、コピー&ペースト対応、手動での終了に対応

米Mozillaは18日(現地時間)、ウェブブラウザ「Firefox 7」のβ(ベータ)版をリリースした。Firefox 7βはWindows、Mac、Linuxのほか、Android(アンドロイド)向けが用意されている。Windowsを始めとするデスクトップ向けはこちらのページ、Android版はこちらのページからダウンロードすることができる。Android版の動作要件はAndroid 2.1以降、17MB以上の空き容量、512MB以上のRAMだ。

MozillaはFirefoxのメジャーバージョンアップのサイクルを短縮化し、年内にもFirefox 9まで引き上げる計画。つい先日にはFirefox 6の正式版がリリースされたばかりだ。Firefox 7は、9月27日に正式版がリリースされる予定。

Firefox 7βでは、旧バージョンから複数の改良が施されている。

まずはメモリ使用量の最適化だ。Firefoxはバージョン6でも相変わらずメモリ使用量が多い点がネックだが、今回のバージョン7でも少しずつ削減、最適化が図られている。これにより、応答性、アプリの起動時間、ウェブページの読み込み時間など、パフォーマンスが全体的に改善される。また、デスクトップ版のFirefoxとのデータ同期機能「Firefox Sync」の改良もある。Firefox Syncでは、デスクトップ版のブックマークやウェブページにおけるIDやパスワードなどの情報をスマートフォン版のFirefoxと同期(共有)させることができ、この機能が目玉の一つとなっているが、今回機能が強化された。ブックマークやパスワードなどの情報が追加もしくは変更されたときに、データが瞬時に同期されるようになった。

他にも、日常的な利便性を向上させる機能として、ウェブページ上のテキスト(文字列)を選択してコピー&ペーストすることが可能になった。

さらに、アプリの起動時に履歴とタブを復元し、前回のブラウジングセッションへ簡単に戻れるようになった。

そして多くのユーザーから要望されていたアプリの終了機能が導入された。メニューに「終了」アクションが追加され、ブラウザのプロセスを簡単に終了させることができるようになった。Firefoxを再起動したときには、前述した復元機能を活かし、前回開いていたページを復元させることもできる。

【情報元、参考リンク】
Android Market/Firefox BETA
Mozilla Japan ブログ/パフォーマンスを改善した Firefox の次期ベータ版を公開しました

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件