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ソニー・エリクソン、Androidスマートフォン新製品「Xperia neo V」を発表。3D写真撮影も可能

英ソニー・エリクソンは25日(現地時間)、Android(アンドロイド)スマートフォンの新製品「Xperia neo V」を発表した。Xperia neo Vは、「Xperia neo」をベースにしたカスタマイズモデルで、仕様が若干異なる。

まず、OSが最新のAndroid 2.3.4になる。同社はAndroid 2.3.4ベースの最新ソフトウェア更新を今秋にも2011年モデルの一部機種へ提供する方針を示しているが、Xperia neo Vはそのバージョンが搭載された形でリリースされる機種だ。

また、仕様変更の一部にはスペックダウンの箇所もある。背面に搭載されるメインカメラがXperia neoでは有効画素数約810万画素だったが、Xperia neo Vでは、有効画素数約500万画素のものに変更になった。さらに、Xperia neoにはソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」が採用されていたが、Xperia neo Vでは違う。Exmor R for mobileは暗い場所での撮影も可能なCMOSセンサーのため、この点は残念な変更になるだろう。

しかし、Xperia neo Vに搭載される最新ソフトウェアではカメラ周りで新しい機能が追加されている。「3D sweep panorama(3Dスウィープパノラマ)」機能を利用することができる。この機能を利用することでXperia neo Vでは3D写真を撮影可能だ。ただし、Xperia neo Vのディスプレイは2D表示液晶なので、HDMI出力を介して3Dテレビに映し出さなければ立体視はできない。

「3D sweep panorama」撮影は、端末を横に移動させながら行う。この際、連続的に映像を捉えるので、パノラマ写真として楽しむこともできる。

なお、Android 2.3.4ベースの最新ソフトウェアによって追加される新機能は下に掲載した動画で概要を確認できるので、興味のある方はチェックしてみてほしい。


そのほか、ハードウェアの基本仕様は、プロセッサが米Qualcomm製MSM8255 1GHz、内蔵メモリが512MB RAM、1GB ROM、ディスプレイが3.7インチ(解像度:854×480)、Wi-FiがIEEE802.11b/g/n、Bluetoothが2.1+EDRなど。カメラは前面にも有効画素数約30万画素のサブカメラが用意されている。

端末のサイズは約116×57×13mmで、重さは約126g。バッテリー容量は1,500mAhで、端末のカラーラインナップはホワイト、シルバー、ブルー グラディエントの3色展開。

Xperia neo Vは2011年第4四半期(10月~12月)に一部の地域で販売される予定。



【情報元、参考リンク】
ソニー・エリクソン/プレスリリース

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