Androidニュース&アプリ情報メディア

米comScore、5月の端末別トラフィックの調査結果を発表。日本では非PC端末のうちiPhoneが49.5%、Androidスマートフォンが30.6%、iPadが11.3%

米調査会社comScoreは現地時間6月23日、5月度の各種端末別のインターネット・トラフィック調査の結果を発表した。同社の調査レポートは国別、端末別にまとめられており、非常に興味深い結果となっている。例えば日本の場合、非PC端末で最も多くのトラフィックを生んだ端末は米Apple製スマートフォン「iPhone」だ。シェアは49.5%と、非PC端末全体の半数近くを占める。日本でのiPhone人気の高さを示す結果といえるだろう。

Source: comScore.

2番目にトラフィックが多い端末はAndroid(アンドロイド)スマートフォンで、シェアは30.6%。伸び率で考えれば特筆すべき結果だ。そもそも昨年同時期には国内のAndroidスマートフォン・ユーザーはごく僅かだったため、短期間で30.6%にまで達していることは驚異的な伸びといえる。3番目はiPadだ。シェアは11.3%。非PC端末のうち約1割のトラフィックをiPadが占めていると考えると、それなりに普及し始めていることがわかる。

一方、米国に視点を移すと、iPhoneのトラフィック割合は日本よりも低い。米国でのトラフィック順位は1位がAndroidスマートフォンの35.6%、2位がiPhoneの23.5%、3位がiPadの21.8%、4位がiPhone/Android以外のスマートフォンで6.7%となっている。米国ではAndroidがiPhoneを抜いたという報道が多いが、それを裏付けるデータの一つとなる。

ではPCと非PC端末のトラフィック割合はどのような状況かというと、各国とも基本的に9割以上がPCになる。日本ではPCが93%、モバイル端末が5.2%、タブレット端末が1.4%、米国ではPCが93.3%、モバイル端末が4.6%、タブレット端末が1.8%だ。

なお、Android搭載タブレットのシェアはどの国でも非PC端末の中で1%を切っている。一部の国、ブラジル、シンガポールでは1%を超えているものの、他の国ではコンマ数%というところ。iPadが20%を超えている国が多いことを考えるとまだまだ存在感に乏しい。

Source: comScore.
※本データはトラフィックを元にしたものであり、ユーザー数や出荷数のシェアとは異なりますのでご注意下さい。例えば同じ台数、ユーザー数でも端末によってユーザーのインターネットの利用頻度に異なる傾向があると、トラフィックのシェアにも違いが出てきます。

【情報元、参考リンク】
comScore/comScore Introduces Device Essentials

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件