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Mozilla、Android向け「Firefox 4 Beta 4」をリリース。動作速度や安定性向上、メモリ使用量削減など

Firefox 4 Beta for Android、アドオン画面
Mozillaは2日、Android向けのウェブブラウザ・アプリ「Firefox 4 Beta for Android」の最新バージョン(Beta 4)をリリースしたことを発表した。Android Marketで「firefox」で検索すればヒットする。すでにインストール済みの方はアップデートすれば最新バージョンのBeta 4を利用できる。価格は無料。動作要件はAndroid 2.0以降。

Firefox 4 Beta for Androidは昨年12月22日にBeta 3がリリースされ、Beta 2から大幅な改善がなされた。そこでMozillaはBeta 3からAndroid Marketでの一般公開も開始している。今回はさらなる改善が図られた。改善点は主に動作速度面で、起動、ページの読み込み、各種操作の応答性などの部分で速度が向上している。操作面についてはドラッグによるパンや、ピンチ操作によるズーム処理などのレスポンスが改善された。

さらに、JavaScriptの動作にも手が加えられている。開発チームによるベンチマークによれば、Androidに搭載されている標準ブラウザに対してKrakenで3倍程度、SunSpiderで2倍程度、V8で多少の高速性が確認されたという。ただし、ベンチマーク条件については不透明のため、最新のAndroid 2.3などとの具体的な相対性能差なのかなどはわからない。

とはいえ、実際に使ってみると随分改善されたことは確かにみえる。少なくともページのパン、ズームなどの処理はかなりスムースだ。ただしアプリの起動、ページの読み込みに関しては体感できるほどではないかもしれない。また、時々挙動がおかしくなることもあるので、まだベータ版と感じる。それでもページを右にスライドさせるだけでタブを表示/切り替えできるFirefoxのUIは使いやすい。ページをPDF化できる点も相変わらず便利な機能だ。

加えてFirefox 4 Beta for Androidにもアドオン、Firefox Syncなどの機能が利用でき、パソコン向け(デスクトップ向け)Firefoxと様々なデータを同期したり、アドオンによってカスタマイズすることが可能だ。Firefox Syncではブックマークのみならず、閲覧履歴、各ウェブサイトでのID/パスワードなどのデータを同期できる。

現在Firefox 4 Beta for Androidで利用できるアドオンの数は200程度。今後さらに増えることが予想され、カスタマイズ性も向上するだろう。

【情報元、参考リンク】
Mozilla Blog/New Firefox 4 Beta for Android and Maemo is Faster than Ever

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