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KDDI、au携帯電話における通話品質を向上へ。従来比1.4倍相当の音声情報の伝送が可能に

KDDIは24日、au携帯電話における通話品質を向上する技術「EVRC-B」を25日より導入すると発表した。EVRC-Bは、従来のau携帯電話で採用されていた「EVRC」に対して、同等の伝送レートを保ったまま音声の品質を向上させることができる技術。具体的には従来の1.4倍相当の音声情報を伝送することができ、肉声に近い、高音質の通話が可能になるという。

イメージ図(KDDIプレスリリースより)

EVRC-Bによる通話品質向上の恩恵を受けられるかどうかは、機種によって異なる。スマートフォンでの対応機種は「REGZA Phone IS04」「IS05」「SIRIUSα IS06」。「IS03」は3月中旬以降に提供予定のソフトウェアアップデートを適用することで対応する。

EVRCは「Enhanced Variable Rate Codec」の頭文字を取ったもので、可変速度符号化のことを指す。携帯電話の通話中に伝送レートを約1.2~9.6kbpsの間で随時変化させる音声符号化技術で、ノイズ除去機能も含まれている。EVRC-Bはそれを改善させた技術で、前述したように現行の伝送レートで従来の1.4倍相当の音声情報を伝えることが可能なものだ。KDDIが自社で行った品質評価においては評価者の約90%が「これまでと同等以上の品質」と回答したということだ。

【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース

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