KDDIとコロプラの提携は、両社の持つ強みを合わせ、位置情報を活用した専用プラットフォーム提供を目的の一つのとしている。コロプラには位置情報管理やプラットフォーム運営のノウハウが、KDDIには莫大な顧客基盤があり、位置情報サービスがより増えていく可能性がある。
具体的にコロプラは11日から位置情報ゲームのプラットフォーム「コロプラ＋」を開始する。これはNTTドコモやソフトバンクモバイルにも対応するもの。今回発表された「au one コロプラ＋」は、そのau向けになる。au one コロプラ＋はゲームを開発するコンテンツプロバイダー向けに提供されるプラットフォームで、様々な機能が用意されている。サービスを横断したユーザーの情報管理や、位置情報を複数のゲームサイトに一括送信できる機能などが備えられ、また、アイテム購入などに使うコインを共通で利用することも可能。
一方、一般ユーザー向けには先に述べたように、プラットフォームを活用したゲームがリリースされる。
予定されているタイトルは次の通り。
1) キャリー・ストーリー (提供: 株式会社コロプラ)
～運ぶ、つながる、物語～不思議なしおりを本にはさんで、どこか懐かしい物語の世界に飛び込んだような感覚で、現実の移動が物語の中で起きる冒険とリンクするゲーム。どこか懐かしい物語の世界に飛び込んだユーザーまは、ゲームの中で、登場するキャラクターと共に、物語をハッピーエンドに導いていく。キャラクターは、現実の日本において各地域へ運ばれたり他のユーザーに運んでもらったりすることで、強いキャラクターに育っていく。
2) コロパズ ～コロミンさんとパズルなセイカツ～ (提供: 株式会社コロプラ)
癒し系の「位置ゲーパズル」。ユーザーが位置情報を送信するたびに、その場所に応じたパズルのピースを拾い、現実世界における移動で様々なパズルを完成させていくゲーム。ピースの位置は東西南北や距離と連動しているため、意図的に拾いに行くこともでき、拾うタイミングによってはボーナスポイントも狙える。
3) コロニーな生活☆PLUS (提供: 株式会社コロプラ)
150万人が遊ぶ、ケータイの位置情報を利用した新感覚携帯コミュニケーションゲームす。現実の世界における移動距離に応じてもらえる、プラと呼ばれる仮想通貨を利用して、携帯画面の中のコロニー (自分の街) を育てていくゲーム。コロニーを育てるほか、ご近所のコロニーとのコミュニケーションや全国各地に設定されたその場所でしかゲットできないバーチャルなお土産のアイテムをコレクションするなど、様々な楽しみ方がある。
なお、KDDIとコロプラは今後も連携を深め、位置情報と連動した広告の展開など、ゲームに限らず、様々なビジネスを検討していく方針を示している。
【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース
