NTTドコモ向けのAndroidスマートフォン「GALAXY S」(SC-02B)は10月28日に発売となったが、好調なスタートを切ったようだ。日本経済新聞が3日に報じた。同紙によれば、GALAXY Sの事前予約件数は約5万。この数字はNTTドコモが4月1日に発売したソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia」に肩を並べる記録だ。
とはいえ、予約及び注文数が好調でも、当面は販売台数を大きく伸ばせない課題があることもわかった。GALAXY SはSuper AMOLEDと呼ばれる高精彩有機ELパネルを採用しているが、このパネルの供給量が不足している。それにより、既にGALAXY Sの品薄状態が生じてしまっている模様。
GALAXY Sに採用されている有機ELパネルは韓国サムスン電子の子会社Samsung Mobile Display社によるもの。当然親会社であるサムスン電子へ回される分は他のメーカーに比べると多いとされている。ところが、モバイル向け有機ELパネルの需要は2010年に急激に増加し、Samsung Mobile Display社の生産能力を超える状況だ。同社は需要に応えるため、新工場の建設に取り組んでいるものの、完成は来年の予定。しばらくの間は供給量を増やせない状態にある。
そのため、台湾HTCなどは一部の製品で同社の有機ELパネルを使うことを止め、他社製液晶パネルに切り替えざるを得ない事態に陥った。
結局のところ、新工場がフル稼動するまでは状況が改善する兆しはない。
NTTドコモは年内販売分として確保しているのは20万台前後だという。年明け以降分に関してもすでに追加発注は掛けられている。しかし、そうは言っても、しばらくの間入手しにくい状況が続くことになりそうだ。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
ringo-sanco/NTTドコモ, サムスン製「GALAXY S」品薄で追加発注
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売れ行き好調ですね。
返信削除でも、今日新しいのが発表されますね…
それがどう影響するかでそっちに流れてしまう可能性も…