Androidニュース&アプリ情報メディア

ハイスペックAndroidタブレット「Notion Ink Adam」。12月から予約開始へ。Tegra 2、長時間駆動。Pixel Qiモデルもあり

インドのNotion Inkは4日、10.1ディスプレイを搭載したAndroidタブレット「Adam」の予約受付を12月から開始すると発表した。Notion Ink AdamはNVIDIA Tegra 2を搭載したハイスペック端末として注目を集めるモデル。加えて、一般のTFT液晶モデルの他、Pixel Qiのマルチモード・ディスプレイを採用する端末もラインナップされる。


Pixel QiのディスプレイはTFT液晶などと同様にバックライトを使ってカラー表示できるモードと、E-Inkディスプレイのように発光しない、反射タイプの白黒カラーモードを切り替えることができる。通常モードでは動画再生などにも対応し、一般的な端末と同様の利用方法が可能。一方の反射モードではいわゆるE-Inkディスプレイのような表示が可能で、画面が発光しない分、目にかかるストレスが非常に低い。さらに消費電力も10分の1程度に抑えられる。反射タイプのディスプレイはE-Inkディスプレイほどではないものの、紙媒体に似たイメージで見えるので、明るいところでなければ見えないが、逆に室外では見えやすい。

ラインナップされるモデルと価格は次の通り。3G非対応・液晶モデルが399ドル、3G対応・液晶モデルが449ドル、3G非対応・Pixel Qiディスプレイモデルが449ドル、3G対応・Pixel Qiディスプレイモデルが498ドルになる。全機種Wi-Fiは搭載。

Notion InkはPixel Qiディスプレイを目玉の一つと考えている。室内では通常モード、室外では反射モードにするなど、自由自在にディスプレイのモードを切り替えられる点が特長。

これによって駆動時間を劇的に延ばすこともできる。通常モードでは16時間程度の駆動が可能とされるが、反射モードに変えた場合には160時間程度まで動作するということだ。具体的な計測条件は不明だが、消費電力が約10分の1になるということは、実際に160時間まで行かなかったとしても、劇的に延びることだけは確実だろう。

また、Notion Ink AdamはAndroid 2.2を搭載して出荷されるものの、将来的なOSアップデートの予定も公表されている。2011年にはGingerbreadが提供される計画だ。


下は発表時のデモ。


主なスペックは次の通り。
  • OS:Android 2.2(Froyo)。次期バージョンへのアップデート予定あり
  • CPU:NVIDIA Tegra 2(1GHz Cortex A9デュアルコア)
  • 内蔵ストレージ:4GB or 16GB or 32GB
  • 外部ストレージ:microSD/microSDHC
  • ディスプレイ:10.1インチ。TFT液晶かPixel Qi。両方とも解像度は1,024×600。静電容量方式タッチパネル、マルチタッチ対応
  • ネットワーク:3G HSDPA、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)
  • Bluetooth:2.1 A2DP
  • カメラ:3.2メガピクセル、オートフォーカス機能付、180度回転可能
  • HDMI出力機能搭載
  • 加速度センサー搭載
  • GPS/AGPS搭載
  • 背面トラックパッド搭載
  • 駆動時間:Pixel Qiディスプレイ通常モードで約16時間、反射モードで約160時間(※計測条件は不明)
  • サイズ:158×239×14mm
  • 重さ:600~650g
※Notion Ink Adamのスペックは不明な部分もあり、他社端末の紹介記事と違い、参考程度でお願いします。間違いがある可能性もあるので詳細確認後、改めて追記修正などの対応を採る予定です。

【情報元、参考リンク】
Notion Ink Adam
Good E-Reader/Notion Ink Adam Pre-Orders begin in December

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:0 件