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ニコン(Nikon)、裸眼立体視が可能な3Dフォトフレーム「NF-300i」を発表。Android 2.1搭載

株式会社ニコンは26日、Android 2.1を搭載し、裸眼立体視に対応した液晶ディスプレイを持つデジタルフォトフレーム「NF-300i」を発表した。併せて、インターネットを介して通常のデジタル画像を3D画像に変換し、NF-300iで再生・鑑賞することのできるサービス「my Picturetown 3D」も発表されている。


my Picturetown 3Dは同社の画像共有・保存サービス「my Picturetown」上で提供される会員向けのサービス。すなわち同会員でなければ利用できない。さらに、NF-300iは一般販売される商品ではなく、会員限定で貸し出されるレンタル機になる。NF-300iとベースを同じくする汎用機を望むユーザーも多いと考えられるだけにやや残念だが、ニコンとしてはNF-300iの魅力でmy Picturetownの会員を増やし、継続的に利用料を得る方がいいと考えているのかもしれない。

提供される主なサービス内容は以下の通り。
  • 3Dデジタルフォトフレーム「NF-300i」の貸出し
  • 「my Picturetown」上での静止画の3D画像変換サービス
  • 「my Picturetown」の機能を利用した3D画像の表示・共有サービス
  • 「my Picturetown」の機能を利用した3Dコンテンツ(静止画、動画)の配信サービス
これらのサービスを利用することで、自分で撮影した写真を迫力ある3D画像で楽しめるのはもちろん、NF-300i間での3D画像の共有も可能になる。また、NF-300iにはAndroidが採用されているため、画像の閲覧だけでなくカレンダー、時計、天気予報などの機能も搭載されている。簡易的なウェブブラウジングも可能。

my Picturetown 3Dのサービス申込受付は26日より開始。サービスのローンチは12月上旬を予定。会員費は月額1,995円、もしくは年額で19,950円。ただし、この金額はmy Picturetownのフリーアカウント会員が申し込んだ場合のもの。2GB以上のストレージが利用できるゴールドアカウント会員の場合は別途ゴールドアカウント会員費(税込350円/月~)がかかる。

料金がそれなりに発生するので大々的にヒットするとは考えにくいものの、3Dフォトフレームの実力は気になるところ。

下はGIZMODOによるハンズオン動画。


NF-300iの主なスペックは次の通り。
  • OS:Android 2.1
  • ディスプレイ:7.2インチ(約146.4×109.8mm)※非タッチパネル
  • 解像度:800×600 ※2D画像、3D画像ともに
  • アスペクト比:4:3
  • 輝度:約400cd/m2
  • 3D視認距離:約1m
  • 内蔵メモリー容量:4GB(アプリケーション利用分含む)
  • デジタル端子:LAN端子(100BASE-TX)、USB端子
  • 無線LAN:IEEE802.11b/g
  • 対応ファイル:静止画(JPEG、MPO)、動画(MPEG4(H.264))、音声(AAC、MP3)
  • サイズ:約176×156×50mm(スタンド部を除く)
  • 重さ:約600g(ACアダプター除く)
  • 付属品:リモコン、ACアダプター
【情報元、参考リンク】
ニコン/プレスリリース
ニコン/my Picturetown 3D公式ウェブサイト

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