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GMOインターネット、独自のAndroidアプリマーケット開設目指してアクロディアと資本・業務提携

GMOインターネット株式会社(以下、「GMO」)は6日、Androidアプリマーケット事業の展開を図るため、株式会社アクロディアと資本・業務提携を結んだことを発表した。アクロディアが第三者割当により発行する新株をGMOが引き受ける。

同社が準備を進めるアプリマーケットは、米Googleが運営する標準のアプリマーケットである「Android Market」とは別に、GMOが独自に運営する市場のこと。Android端末向けアプリを有料・無料を問わず、独自にリストアップし、販売やプロモーションを行う。国内ではNECビッグローブも同様に独自マーケット「andronavi」を開設・運営している。

基本的にGoogle以外の企業が独自にアプリマーケットを開設する理由は、自らがコントロールできる市場を手にし、有料アプリを販売することで得られるマージンにあるだろう。また、独自に巨大なマーケットを得ることができれば、その周辺ビジネスにも手を広げることができる。事業はいくらでも拡張することができるし、アプリから直接得られるマージン収益よりも巨額の利益を得られる可能性もある。

反面、サードパーティによるマーケットは人を集めることが難しい問題がある。一般ユーザーはどうしても標準マーケットに集まりがちで、サードパーティのマーケットを知る手段すら少ない。自ら積極的に情報を収集するユーザー以外は、Android Market以外の市場の存在に気付かない可能性がある。

しかし、マーケットが増えることはアプリの種類や数が増えることにも繋がり、Android Marketへの刺激にもなる。

そもそもGMOはドメイン取得(お名前.com)、レンタルサーバー、EC支援、Webサイト制作などインターネットのインフラ的事業を主力とする企業だが、近年はモバイル向けサービスやソーシャルアプリ・ゲームなどにも手を広げ始めている。特に大規模な投資を行ったソーシャルアプリ・ゲームの開発支援プロジェクトは各種メディアでも取り上げられ、これまでに合計8タイトルが公開されている。

そして今回、世界的に成長著しいAndroidプラットフォームへ、独自のアプリマーケットを開設することで関わることを決めた。この事業展開においてキープレイヤーになるのがアクロディアであり、同社の技術が投入される。アクロディアは携帯電話向けの組み込みソフトウェアであるミドルウェア製品を開発しており、国内外のキャリアやメーカーへ提供している。また、同社は1つのネイティブコードを様々なOS上で動作させるミドルウェアソリューション「VIVID Runtime」も開発している。GMOはこの「VIVID Runtime」をベースに、アプリのマルチOS展開を低コストで実現するマーケット事業の展開を計画している。

VIVID RuntimeはアプリをAndroidに限らず、Symbian、BREW、Windows Mobile 等複数のOS環境のデバイスで容易に動作させることを可能とする技術。デベロッパーにとってもマルチプラットフォーム展開を容易に実現させ、収益を拡大させられる効果が期待できる。最終的にGMOがどのような形で技術を利用し、マーケットを設立するのか不明だが、プラットフォームを超えたモバイル向け統合アプリマーケットになる可能性もあるかもしれない。

すでに先行している他社が存在する市場の中でGMOのマーケットが成功する為には差別化も必要になってくるが、同社は声明の中でこの点について次のように考えを示している。

「当社とアクロディアが、共同で展開するAndroid アプリマーケット事業では、後発ながら優位性を確保するため、コンテンツの著作権を保護する技術を導入し、他社との差別化を図ります。この技術を活用することにより、コンテンツプロバイダーの許諾を得ない違法な複製などの問題を解決し、質の高いコンテンツを市場に提供することができるものと考えております」

Android Marketには現在、解決が急務とされている海賊版アプリの問題がある。GMOはこの点に着目し、コピーされない、もしくはコピーされにくいマーケットの設立を目指しているようだ。また、Android Marketはコメント機能、レビュー機能、カテゴリ分けの機能など、弱い部分がいくつも存在しているだけに、GMOのマーケットではこれらの機能の改善も図られる可能性が高いだろう。

マーケットの詳細、ローンチの時期など具体的な予定は不明だが、どのようなサービスになるのか注目したい。

【情報元、参考リンク】
GMOインターネット株式会社/プレスリリース

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