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Android Marketに登録されていた一部の壁紙アプリが不必要に個人情報を収集・送信

現地時間28日に米ラスベガスで開催されたイベント「Black Hat Security Conference」において、Android Marketに登録されている一部の壁紙アプリがスパイウェアであることが明らかにされた。今回公表されたスパイウェアはコムギドットネットによれば「Jackeey,Wallpaper」や「IceskYsl@1sters!」製のものなど。これらの壁紙アプリは端末情報、SIMカードの情報、APNやディスプレイ情報、電話番号などを読み取り、中国シンセンに置かれたサーバに送信していたようだ。該当のアプリをインストールしている方は削除すべきだろう。

なお、現時点ではこれらのアプリはAndroid Marketから削除されている模様。その為、新たにインストールすることはできないようだ。

すでに実際に確認することはできなかったが、アプリとしてはインストール時にこれらの情報を取得することの確認が一応表示されていた模様。とりあえずはユーザーが認めた範囲での情報だけを取得していた、という形になるのだという。しかし、コムギドットネットでも記されているように、用途不明でサーバーに情報が送信されている為、スパイウェアと判断されても不思議ではないことになる。

今回の件はどのようなアプリであっても、インストール時やアップデート時には、アプリがアクセスできる情報の内容をしっかりと確認することが必要だということを改めて再認識させてくれたことにもなる。例えば今回のように壁紙アプリが現在地情報や電話/通話情報へのアクセスを要求する、となれば疑って掛かった方が無難だろう。

【情報元、参考リンク】
コムギドットネット/Android壁紙アプリにスパイウェア疑惑
MobileBeat/Android wallpaper app that takes your data was downloaded by millions

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