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Google、iPhone向け「Google Maps Navigation」リリースの噂を否定

21日に英国、アイルランドでの提供も始まったAndroid OS向けのナビゲーション機能「Google Maps Navigation」だが、現在は米国や英国など一部の地域でしか利用できない。また、利用できるプラットフォームもGoogleのAndroid OSのみとなっている。しかし、今後は他のプラットフォームへのリリースも期待されており、特にユーザーの多いiPhone向けには注目が集まっていて、過去に何度も様々な噂が飛び交った。最近もGoogleが近いうちにiPhone向けにリリースするのではないか、との話が流れた。

しかし、Googleの広報担当者は米PCWorldに対してその噂を否定したようだ。

担当者は「iPhoneに対応するナビゲーションシステムのリリースを表明したことはない。これまで我々はAndroid上でこの機能を提供するという方針を示してきた。もちろん、将来的に他のプラットフォームへ向けたリリースをする可能性はあるが、iPhoneへの対応は明言していない」と述べている。

GPSナビゲーション用のソフトを開発するデベロッパーは世界中に数多く存在しているが、その中でもGoogle製のシステムへの注目度はやはり高い。Google Mapsは最も広く利用されている地図サービスといってもいいし、多くのユーザーが使い慣れている。このシステムにナビゲーション機能が加わるとなれば、多くのユーザーが注目するのも当然だろう。その上無料だ。

iPhone向けに関しては今回は否定されているが、Googleは事前に情報を小出しすることなく突然リリースしたり発表することも多いので、今後も注視していきたいところ。やはり、あらゆるプラットフォームで利用できるのがユーザーにとっては一番嬉しいところ。

とはいえ、Androidのシェア拡大を目指す上で一つの武器になる可能性を秘めた機能だけに、しばらくはAndroid優先になる可能性も否定できないし、最近のApple vs Googleの構図を見ているとリリースされない可能性も十分に考えられる。

ちなみに「Google Maps Navigation」はこちらの記事で紹介しているので気になる方は参考にしてほしい。

デモビデオはこちら。



情報元:Google Dashes Hopes of Free iPhone Turn-by-Turn GPS

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