ABCは約半年に一度の間隔で開催されてきた国内最大級のAndroidのイベントで、カンファレンスとバザールから構成される。主催はAndroidの国内最大のコミュニティ「日本Androidの会」だ。
毎回多くの企業や団体、コミュニティ、個人が多種多様な講演をし、またバザール出展をする。Androidや携帯電話業界の方だけでなく、一般のユーザーにとっても興味深いものとなるはずだ。特にバザール出展はお祭りのような雰囲気になるので、楽しいと思う。時間のある方はぜひ参加してみてほしい。
参加費は無料だが、事前に申し込みをする必要があるので、下記リンク先のページから忘れずに行っておこう。申込に必要なのは名前とメールアドレスだけなのですぐにできる。
https://www.android-group.jp/event/event23.html
さて、そのABC 2013 Autumnだが、カンファレンスのタイムテーブルとバザール出展内容が公式サイトで発表されたので、その概要をご紹介したい。
《カンファレンス》
現時点で一部未定（調整中）のものもあるが、約40のセッションが開催予定となっている。会場は丹波ホールをはじめ、計7カ所で、朝10時の基調講演からスタートし、18時15分までの予定で行われる。
丹波ホールで行われる基調講演は日本Androidの会 理事長の丸山不二夫氏と内閣官房情報セキュリティセンター副センター長の谷脇康彦氏が担当する。
関係企業・団体ではインテル、富士通、シャープ、セイコーエプソンといったメーカーのほか、サイバーエージェント、ミクシィ、ヤフー、Mozilla、ネオス、GClue、カイト、ブリリアントサービス、MetaMoji、ニフティなどが名を連ね、様々なテーマで講演する。
コミュニティでは、日本Androidの会の金沢支部、埼玉支部、上海Androidの会などが講演を行う。
多くの時間帯で7会場全てが使われるので、場合によっては興味のあるセッションが同じ時間帯で重なってしまう可能性もある。そのため、事前にどのセッションを受けるかを決めておく方がいい。
《バザール》
バザールは、ソフトウェアやサービス、ハードウェアなど、Android関連の様々な展示が集まる展示イベント。こちらもカンファレンスと同様、多くの企業・団体・コミュニティ・個人が展示を行うので、見所満載だ。
日本Androidの会の支部も参加しているので、それらを見て回ってみるのも面白い。例えば、秋葉原支部、金沢支部・香川支部、学生部が出展予定だ。
企業ブースでは、GMOインターネット、カイト、タオソフトウェア、ニフティ、シャープ、アシアル、ジョルテ、インテル、セラク、MetaMoji、富士通、オイシックスらが出展する。
今回のABCの会場を提供する東京電機大学からは岩井研究室がブースを設ける予定だ。
《まわり方や昼食について》
筆者も何度かABCに取材参加しているが、毎回、「こうまわっておけば良かった」という反省があるので、ここで簡単に過去の経験からコメントを残しておきたいと思う。
まず、バザール出展は全てをじっくりと見て回ろうとすると、2時間ほど掛かる。もしくはそれ以上だ。今回のバザール展示会場はマップを見る限り、かなり見て回りやすそうなイメージのため、もしかしたらもっと短時間で済むかもしれないが、少なくとも1〜2時間は確保しておくべきだと思う。
となると、一日のうち、どこかで2時間はバザール出展用に空けなければならない。
そのため、カンファレンスのタイムテーブルと照らし合わせ、どの時間にバザールをあてるか予め計画しておくことをオススメしたい。
次に、ABCでは昼食をどこで、どう取るのかというのもポイントの一つだ。
現在、食事場所は調整中とのことだが、過去回ではだいたい大学の学食が利用できていた。しかし、学食はやはり多くの参加者が殺到するので若干並ぶことは覚悟しなければならない。また、キャンパス内にコンビニ等がある場合も、おにぎりなど人気の食べ物は早くなくなってしまうので注意したい。
私自身、過去回で学食や学内飲食店、コンビニなどを利用してきたが、あらかじめ朝コンビニで弁当やおにぎり、パンなどを購入していくのが一番確実だと思う。もしくは、少し早めに学食へ行くことだろう（※今回、学食が利用できるかどうかは今後の公式サイトの更新等を待ってほしい）。
ABCでは事前に公式サイトでカンファレンスのタイムテーブルを確認し、どの時間帯にバザールをまわり、昼食をどうするのかも計画しておけば、一日をスムースに過ごせると思う。とはいえ、面倒な方はいきなり当日会場へ行っても、それなりに何とかなるとは思う。
いずれにしても、今回のABCも楽しみなイベントだ。
【情報元、参考リンク】
ABC 2013 Autumn公式サイト
