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【実機レポート】 ハイスペックと大容量バッテリー等、進化した「Optimus Pro G L-04E」

1月22日に行われたNTTドコモ(以下、ドコモ)の2013年春モデル新製品・新サービス発表会において、1.7GHzのクアッドコアCPUと5インチ・フルHD(1080×1920ドット)ディスプレイを搭載したハイスペックスマートフォン「Optimus G Pro L-04E」(LGエレクトロニクス製)が発表された。

Optimus G Pro L-04E。ディスプレイ左右の狭額化と上下のスペースが小さい。

ドコモNEXTシリーズの2013年春モデルは、L-04Eを含め4機種が5インチ・フルHDディスプレイとクアッドコアCPUを搭載し、NEXTシリーズらしい最新テクノロジーを身にまとった仕様となっている。

ある程度性能という土俵が整ったところで、次に製品が生き残りをかけて勝負するのが、デザインであったりUIを含む作り込みの部分となるわけだが、本機の場合は5インチディスプレイを搭載することで大型化したボディーに対して、背面の角を落として持ちやすくする、電源ボタンの位置をサイドにレイアウトする、タッチセンサーだったホームキーをボタン化するなど、5インチという大きさがマイナスにならないよう作り込まれている。

Optimus G Pro L-01Eの説明ポップ


特にボタン関連の変更は前機種「Optimus G L-01E」及び他のOptimusシリーズのユーザーなら大歓迎なのではないだろうか。ホームボタンですぐウェイクアップができ、右手持ちなら右手の人差し指の位置に電源ボタンがあるので画面ロックも自然な操作で行えるようになった。

ホームボタンのまわりには、着信や通知用のLEDイルミネーションが設定可能となっている。

ホームボタンLEDの設定画面。


「戻る」ボタン、「メニュー」ボタンと言ったナビゲーションキーはディスプレイ表示とは独立しており、フルHD解像度をそのまま「フル」に情報表示領域として使える点(機種によってはナビゲーションキーがソフトキーとして、ディスプレイ表示エリア内に表示されるため、実質的な表示領域が減ってしまう)、ガラス部分がラウンドしておらず液晶保護シートの周辺部が浮かずに安心して貼って使用できるので大画面を保護して使いたいユーザーはこう言った点もチェックして欲しい。

さらにディスプレイ部分では、ガラス面にタッチセンサーを一体化することでディスプレイを薄型化し、今まで以上に液晶パネルがガラス面に近くなり、タッチ操作もよりイメージ通りにできるようになったという。

本体上面には左からアンテナ、赤外線、イヤフォン端子、下部にはUSB端子がある。

左側面には電源ボタン、ボリュームボタン、miniUIM/microSDスロット、右側面にはストラップホールがある。

背面はカメラのレイアウトが中央となった。

表面加工の違い。


ボディーサイズは約139(高さ)×70(幅)×10.0(厚さ)mm、重さは約160g。カラーはIndigo BlackとPlatinum Whiteの2色。

前機種であるハイスペック端末Optimus Gと比較しても、大画面化しているにも関わらず持ちやすく操作しやすい端末に仕上がっている。他機種ユーザーも手にした時のサイズ感、ボタン操作など使い勝手の良さを感じるのではないだろうか。

リアカバーは外れない設計となっているが、残念ながら防水性能は持っていない。バッテリー交換はできないものの、3,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、長時間の使用に期待できそうだ。

Optimus GのQスライド機能は動画やワンセグの表示画面を透明化して、他のアプリを使いながら視聴できるというものだったが、本機のQスライドは動画やブラウザをウインドウ化し、自由な位置に配置やサイズ変更が可能となり、より使いやすくなった。Windows PCやMacなどにおけるソフトウェアのウィンドウのようなイメージだ。さらに、ウィンドウの透明度の変更も可能だ。

QスライドはQスライド2となり、ウインドウの移動やサイズ変更が可能となった。

Qスライドアプリとして単独で起動する電卓などが用意されている。


カメラ機能は背面に約1,320万画素、前面に約240万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載している。HDR機能や連写機能など多彩なカメラ機能はそのままに、新たに背面と前面のカメラの2つの映像を同時に撮影する機能が追加され、撮影者のトークなどを交えたドキュメントのような撮影可能となった。前面のカメラの映像は小さなワイプ表示となり、自由な位置にレイアウトして撮影できる。

最後にL-04Eの基本スペックをおさらいしたい。

プロセッサはQualcomm APQ8064(クアッドコア1.7GHz)、ROM 32GB、RAM 2GB、外部ストレージはmicroSDXCの64GBまで対応、OSはAndroid 4.1(開発コード「Jelly Bean」)、下り最大100Mbps及び800MHz周波数帯のXi対応、8台までのテザリング、ワンセグ、NOTTV、赤外線通信、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC(TypeA/B対応)に対応する。

他機種との違いとして防水の有無があるが、最高スペックの端末であるとともに持ちやすさや使いやすさも格段に進化しており、4月上旬の発売が楽しみな端末だ。

(記事:mi2_303

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/Optimus G Pro L-04E製品紹介ページ

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