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Parrot、高機能ヘッドフォン「ZIK」を7月27日発売。アクティブ・ノイズキャンセリングが可能。タッチパネル、着脱センサー、骨伝導センサー、NFCなどを搭載

Parrot Zik
スマートフォンから無線でコントロールすることのできるクアッドリコプター「AR.Drone」やワイヤレススピーカー、デジタルフォトフレームなどの製品で知られるパロット(Parrot)は、フィリップ・スタルク氏がデザインし、オーディオ/音声通話に共用できる高機能ワイヤレス・ヘッドフォン「Zik(ズィク)」を27日に日本で発売する。

販売価格は39,900円で、Amazon.co.jp、アップルストア(オンライン)、ビックカメラなどで販売される(他の販売店は後述)。

スマートフォン向けアクセサリーとして開発されたヘッドフォンだけにAndroid/iOS端末向けに連動アプリが用意される。現在はiOS向けアプリのみだが、Android版もリリース予定。このアプリを使って、Zikの様々な機能の調整などができる。例えば、アクティブ・ノイズキャンセリングの調整、エコライザーの調整、「パロット・コンサートホール」効果の設定などだ。

今述べたアクティブ・ノイズキャンセリングのように、Zikにはいくつかの特徴的な機能が備わっている。それらの機能を含めて概要を紹介していきたい。

まず、スマートフォンとの接続はBluetoothを介してケーブルレスで可能だ。また、3つに分かれたミニジャックケーブルで他のAV機器との接続もできる。バッテリの容量は800mAhで、連続駆動時間は全ての機能を使用した場合で約6時間、アクティブ・ノイズキャンセリングのみ使用した場合で約18時間、スタンバイモードで約24時間だ。

本体のサイズは約150×198×80mmで、重さは約325g。

本体デザインはフィリップ・スタルク氏が手がけ、パロット社のエンジニアが開発した“生物学からのインスピレーション”に基づいたテクノロジーをスタルク氏がデザインに上手く落とし込んでいる。

そして特徴的機能は主に5つだ。

1つはタッチコントロールだ。Zikの右側のヘッドフォン表面にはタッチパネルが装備され、パネル上で指を動かすだけで音量調整と曲のスキップができる。指を横方向にスライドすれば曲のスキップ、上下に動かせば音量だ。これは下に掲載した動画ですぐにわかる。

2つ目は着脱センサーだ。Zikのイヤーパッドには着脱センサーが搭載され、ヘッドフォンを着脱すると、それを感知できるようになっている。Zikを耳から外すと、自動的に音楽が一時停止され、ヘッドフォンを外しているときに音楽が勝手に進んでしまうことを回避できる。

3つ目は同社が特許を持つアクティブ・ノイズキャンセリング機能だ。Zikには4つのマイクが内蔵されているのだが、ヘッドフォンの外側にある2つのマイクが周囲の雑音を捉え、ヘッドフォンの内側にある2つのマイクを使って、聴くのに邪魔になる低周波の雑音を分析する。分析された雑音の周りで、その音とは逆の音響波を発生させ、雑音を打ち消し、音楽を楽しむ際に静かな環境をヘッドフォン内で提供してくれる。25dB程度まで雑音を排除できる能力を持つとされ、静かな環境を実現する。

また、デジタル・シグナルプロセッシング(DSP)のアルゴリズムを導入し、自然な音のメロディーイメージを再現することを可能にした。同社はこのアルゴリズムを「パロット・コンサートホール」を名付け、まるでコンサートホールで聴いているかのような音を楽しむ事が可能だ。この機能はもちろんアプリから調整できる。これが4つ目の特徴だ。

5つ目の特徴はNFC対応だ。

左側のヘッドフォンにNFCが搭載されており、そこにNFC対応端末をタッチするだけでペアリングが可能となっている。

ほかにも、魅力的な機能として、内蔵された骨伝導センサーとマイクを活かし、音声通話中の会話の音を際立たせ、高品質な通話を可能としている。骨伝導センサーによってあごの振動を検知して分析するととも内蔵マイクも活用し、話をしてるときの声だけを上手く捉えるようになっている。

商品には充電とアップデート用のmini USBケーブルとライン入力ケーブル、バッテリー、クイックスタートガイド、保護ケースが同梱される。

下に掲載した動画は公式紹介動画だ。

また、販売店はアクタス、アップルストア(オンライン)、アマゾン、eイヤホン、ザ・コンランショップ、ナノユニバース、バルス東京、ビックカメラ、フジヤ・エービック、モダニティ・オンラインショップ、リステア、リビング・モティーフ(五十音順)となっている。


下はZikのAmazon.co.jpでの商品リンク。

  

 

【情報元、参考リンク】
パロット/Parrot Zik

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