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HTC、Palm買収に乗り出す?

Lenovoによる買収の噂が流れたばかりのPalmだが、今度は台湾のHTCが買収に乗り出したとの話が出ている。PalmはPalm Pre Plus、Pixi Plusの販売成績が良くなく、数十万台の在庫が余っている状態にあるとされている。その為、大々的な値下げキャンペーンで商品を捌こうとしているようだが、見通しは明るくない。財政的な状況も影響し、最近になってLenovoによる買収の噂が流れたところだ。他にも米HP、Dell、Ciscoなども買収に乗り出す可能性があると噂されている。

そこに台湾のHTCも加わったようだ。

HTCはGoogle Android OSを搭載したスマートフォン「HTC Desire」、「HT-03A」によって日本でもブランド認知度が徐々に上がってきている企業だが、海外での認知度はより高い。しかし、北米で長きに渡り市場に存在感を残し続けてきたPalmの資産へ強い関心を抱いているようだ。

UDN紙は、HTCとPalmが具体的な交渉を行っていると報じている。また、同紙はHTCによるPalm買収が実現した場合、Palm製品が残るかどうかは不透明としている。

これらの買収騒動の元になっているのは、最近になってPalmのCEO、ジョン・ルビンスタイン氏が同社の売却もありえると発言したことにある。ルビンスタイン氏はPalmの財政的な状況と縮小している市場シェアを考慮すると、価値あるオファーであればPalmの売却も検討するだろうと語っている。

Palmを巡る噂は今後もしばらくの間は続くことになりそうだ。

情報元:HTC to Buy Palm? Rumors Swirl In Taiwan

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