![]() |
| <▲画像:「BOOX Note Air5 C」> |
BOOXシリーズには複数のラインがあり、今回登場したBOOX Note Air5 Cは薄型モデルでスタイラスを使っての手書き入力を重視した「BOOX Note Air」シリーズの内、カラーE Inkディスプレイを搭載する「BOOX Note Air C」シリーズの最新モデル。
Yahoo!ショッピング/BOOX Note Air5 C製品ページ
Yahoo!ショッピング/BOOX Note Air5 C専用ケース
- 楽天市場/BOOX Note Air5 C製品ページ
- 楽天市場/BOOX Note Air5 C専用ケース
- Amazon/BOOX Note Air5 C製品ページ
- SKTNETSHOP
筆者は「BOOX Note Air3 C」という2年前のモデルを愛用しているが、とても気に入っている。ただ、BOOX Note Air3 Cは、地の色が「BOOX Nova」シリーズなどと比べて、かなり濃いグレーのためフロントライトを常時オンにしておかないと見にくいという難点がある。フロントライトといっても普通の液晶や有機ELと違い、言われなければ点灯しているかどうか分からないようなレベルだが、「BOOX Nova」シリーズなどの場合は、そもそもオフでも十分明るいグレーなので、比較すると難点に感じる。
しかし「BOOX Note Air4 C」の時点で大分改善されたようで、おそらく「BOOX Note Air5 C」でもBOOX Note Air3 Cと比べると見やすいのだろう。
![]() |
| <▲画像:「BOOX Note Air5 C」の利用イメージ> |
ただし、E Inkパネル自体は、BOOX Note Air3 Cと同じく「10.3インチ Kaleido 3」(Carta1200ガラススクリーン)だという。このディスプレイは白黒層とカラー層の2層構造になっていて、白黒層は2,480 x 1,860ピクセル、カラー層は1,240 x 930ピクセルの解像度。白黒層は2,480 x 1,860と高解像度なので、基本的に各種文書、雑誌、コミック、小説などはキメ細かい表示で読めるし、カラーコミックなどのカラー文書のカラー部分も、この解像度でもそれなりに表現できる。
![]() |
| <▲画像:「BOOX Note Air5 C」の表示イメージ> |
何よりカラーE Inkディスプレイ搭載は「Google Play」や「Chrome」、そして一般の各種Androidアプリの利用時にとても重宝する。特別に細かな表示設定を変えずともカラーE Ink搭載モデルの場合は、ブラウザや各種アプリのUIを問題なく識別できるからだ。白黒モデルの場合は、設定を個別に調整しないとUIを上手く識別できないこともある。その点、カラーモデルはストレスフリーだ。
また、BOOX Note Air5 Cも高速表示が可能な「BSRテクノロジー」が搭載されているため、スクロールなど従来のE Ink搭載製品が苦手としていた処理も問題なくできる。ブラウザや各種アプリも特にストレスなく使えるだろう。
一方で、BOOX Note Air5 Cの進化点といえば、まずOSがAndroid 15になった。加えて、メモリが6GBに増えている(BOOX Note Air4 Cも6GB)。ストレージは64GB。
![]() |
| <▲画像:「BOOX Pen3」が付属する> |
さらに付属のスタイラスは4096段階の筆圧感知、傾き検知対応の「BOOX Pen3」になった。バッテリー容量は3,700mAh、Bluetoothは5.1対応となっている。
そして専用のキーボード付きケースも11月後半に発売予定となっている。
![]() |
| <▲画像:別売りの純正のキーボード付きケースの利用イメージ> |
なお、BOOX Note Air3 Cはメモリ4GBで、ディスプレイもやや暗めだがフロントライトをオンにすれば地の色も明るいグレーに変わるので、個人的にはBOOX Note Air3 Cのユーザーが急いで買い替えるほどの変化はなさそうだと感じるし、BOOX Note Air4 Cのユーザーは尚更だろう。一方で、これからカラーE Inkの電子書籍リーダーやタブレットの購入を考えている方には、とてもオススメの機種となりそうだ。
私はE Ink端末は各メーカーの様々な製品を購入してきたが、ここ2年はBOOXシリーズに完全に落ち着きつつある。デジタルノート、資料等のPDF閲覧、カラー電子コミックの閲覧にはBOOX Note Air3 Cを使い、小説や通常のコミックの閲覧には「BOOX Nova Air」を使っている。
BOOXシリーズは昔のモデルはGoogle Playの利用について面倒な設定が必要だったが、今は普通に手間なく利用できるし、やはりAndroidタブレットだという点は非常に大きな利点で、ファイルのやり取りも「Google Drive」や「OneDrive」などを使えるし、電子コミックアプリも普通に使えるし、PDFについてもBOOX標準リーダーだけでなく「Adobe Reader」だって使えるし、とにかくアプリの選択肢が豊富で、使い勝手が良く多目的に利用できるので、他のシリーズの端末を使う機会が激減してしまった。
まだBOOXシリーズを使っていない方にはオススメだ。
なお、BOOX Note Air5 Cの価格は89,800円で、純正のマグネティックケースは標準では付属しないので注意して欲しい。純正マグネティックケースは別売りで8,800円となっている。
![]() |
| <▲画像:「BOOX Note Air5 C」専用の純正ケース> |
BOOXシリーズは製品によってはSKT公式通販サイトではオマケが付いてくることがあるが、今回はオマケの代わりに純正マグネティックケースを同時購入した場合に合計額から10%オフという特典がある。
しかし、個人的にはYahoo!ショッピングか楽天市場をオススメする。Yahoo!ショッピングや楽天市場の場合、ポイント還元が多い日やキャンペーンがある日に購入すれば、10%以上のポイントを獲得できる可能性があるからだ。Yahoo!ショッピングと楽天市場の選択については、普段利用しているポイントの方でいいと思うし、還元率が高い方でいいだろう。高額商品なので、できるだけ安く購入できた方がいいと思うし、どのみちYahoo!ショッピングでも楽天市場でもSKTのストアだ。
なお、Amazon.co.jpではONYX Internationalが販売しているが、SKTが独自に用意している「日本語初期設定マニュアル」は付かないので注意して欲しい。とはいえ、Android端末の扱いに慣れている方、ご自身でネットでBOOXの設定などについて調べる方は、初期設定マニュアルは無くても問題ないと思う。また、10%オフなどの割引はない。







