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<▲画像:「Lenovo Idea Tab」> |
一部の仕様はミドルエンド並みで、一部はエントリー並みに抑えるというバランスを取ったタブレット。Lenovo Idea Tabで特に魅力的なのはディスプレイが11インチサイズで解像度が2,560 x 1,600ドットのIPS液晶だということ。しかもリフレッシュレートも90Hz対応だ。
加えてクアッドスピーカーを搭載し「Dolby Atmos」対応だ。
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11インチで2.5Kの解像度があり、ドルビーアトモス対応のクアッドスピーカー搭載のAndroid 15タブレットとなると、昨今の物価高を考えると30,800円は魅力的な価格設定だろう。もちろん、将来的にキャンペーン、セールなどで更に割引価格で購入できる可能性も無きにしも非ずだが、逆に発売時の在庫がなくなると暫くの間は入手困難になる恐れもあるので、欲しい場合は発売時の方がいいとは思うが、購入タイミングの判断は難しい。
いずれにしても、主に動画視聴用途でタブレットを使いたい場合、Lenovo Idea Tabはかなり良い選択肢になりそうだ。
また、Lenovo Idea Tabは少なくともAndroid 17までのOSアップデートと2029年までの4年間のセキュリティアップデートの提供は保証されている。ここ2年ほどでリリースされたLenovoのAndroid製品はOSのアップデート保証が長くなり始めているので、その点でも魅力だ。
かなり良い設計のLenovo Idea Tabだが、もちろん価格を抑えるために犠牲にしている部分もある。それはメモリとストレージやカメラだ。メモリは4GB、ストレージは128GB。ただ、メモリが少ない分、CPUはそれほど妥協していないので、実用上、一般的な用途でストレスを感じることはないと思う。メモリ4GBと聞くと、一律で厳しいイメージを抱きかねないと思うが、CPUによって体感パフォーマンスはピンキリであり、CPUパワーがあると基本的パフォーマンスは問題ない。
Lenovo Idea TabにはMediaTek製の「Dimensity 6300」を搭載している。Dimensity 6300であれば、WebサイトやSNSを見たり、動画視聴したりと言った用途は問題ないだろう。
本体サイズは約254.6 x 166.2 x 7mm、重さは約480g。
本体デザインは昨今のLenovoの11インチタブレット全般に共通する、背面がツートンカラーになったもので、シンプルなのでそれほど人を選ぶことはないと思う。
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<▲画像:「Lenovo Idea Tab」の背面、側面(※左右側面の縮尺は正しくありません)> |
USB端子はUSB 2.0 Type-Cなので、USBケーブル経由での映像出力はできないが、それも価格を考えれば全く問題ないだろう。3.5mmオーディオ出力端子が搭載されているのも良いし、microSDカードスロットもある。また、底面にはスマートコネクタがあり、別売りのフォリオキーボード(カバーとスタンドを兼ねたキーボード)を繋げることができる。スタイラスについても別売りだが「Lenovo Tab Pen Plus」に対応する。
また、カバーケースについては前述したフォリオキーボードのほかに、キーボードなしの「フォリオケース」も別売りで用意されている。
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<▲画像:「Lenovo Idea Tab」用の別売りのフォリオキーボード> |
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<▲画像:「Lenovo Idea Tab」用の別売りの「フォリオケース」> |
改めてLenovo Idea Tabの基本スペックを見ていくと、OSはAndroid 15、CPUはMediaTek Dimensity 6300、メモリは4GB、ストレージは128GB、ディスプレイは11インチ、解像度2,560 x 1,600、リフレッシュレート90Hz対応のIPS液晶、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 5.2対応、Dolby Atmos対応、クアッドスピーカー搭載、マイク搭載、microSDカード対応(最大2TBまで)、カメラはフロントに500万画素、リアに800万画素、センサー類ではGPS、Glonass、Galileo対応なのでWi-Fiに繋ぐことさえできればナビなどの用途にも使える、防水はIP52相当、バッテリー容量は7,040mAh、充電はおそらく最大20W対応で、Lenovo Idea Tabのパッケージには最大20W対応のアダプターが同梱される。
レノボのAndroidタブレットは歴史も長く、安心して使えるメーカー/ブランドの一つなので、Lenovo Idea Tabは結構注目の製品になると思う。
情報元、参考リンク