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<▲写真:「HEXGAMING ULTIMATE PRO」の「マットクリアブラック」モデルの実機。グリップの滑り止め部分以外はクリアパーツとなっている> |
筆者はメーカーから提供された製品を正に先ほど手にした所だが、物凄く感動した。実機のレビューは動画もしくは記事で紹介する予定なので、詳細はそちらを待ってもらうとして、本記事では概要と簡単な感想を述べたい。
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なお、PHANTOMシリーズの実機も手元にあるが、PHANTOMとは追加ボタンの配置・形状が異なり、それが最も大きな違いと言って良いいだろう。PHANTOMではグリップの背面・内側に追加ボタンが設置されているが、ULTIMATE PROでは背面中央にパドル状のボタンが用意されている。
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<▲写真:実機写真。上が「HEXGAMING PHANTOM」、下が「HEXGAMING ULTIMATE PRO」。背面ボタンが最大の違い> |
個人的にはこのパドルがとてもしっくり来る。グリップをしっかりとホールドした上でパドルに指を置けるため、かなり安定した操作が可能となっている。HEXGAMINGのプロコントローラーはPHANTOMもULTIMATE PROも、基本的な形状は「PlayStation 5」(PS5)の「DualSense」と同じで、ボタンの感触も同様。
そのためDualSenseを好む方は全く違和感なく操作できると思う。私自身、コントローラーはDualSenseが最も好きなのでULTIMATE PROも完全にフィットした。
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<▲写真:「HEXGAMING ULTIMATE PRO」の公式画像> |
PHANTOMとULTIMATE PROは、どちらもトリガーボタンはアダプティブトリガー対応だし、オンオフもできる。ハプティックフィードバックも搭載しているし、マイクも搭載する。すなわち、DualSenseが持つ機能は全て装備しつつ、プラスアルファのボタンや機能を搭載している。特にアダプティブトリガーや振動などの要素を捨てていない点もいい。
まず、ULTIMATE PROでは左右スティックを劣化やドリフトに強い、ホールエフェクトタイプとしている。加えて、スティックを交換可能とし、高さと形状の異なる数種類のキャップを同梱している。スティックの交換は工具不要で手軽にできる。
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<▲写真:「HEXGAMING ULTIMATE PRO」の特徴(公式資料より)> |
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<▲写真:「HEXGAMING ULTIMATE PRO」のパッケージと交換スティックの公式写真> |
また、キャリブレーションを自分で行うことも可能だ。
他にもボタン割り当てのプロファイル切り替えが可能だったり、グリップの側面から背面にかけての部分に滑り止めが設けられていたり、安定かつ快適に操作するための工夫が至る所に施されている。
ULTIMATE PROの主な対応プラットフォームはPS5だが、純正のDualSenseと同じく、BluetoothやUSB接続でスマートフォンやタブレット、PCでも使うことができる。そのため、汎用コントローラーとしてULTIMATE PROを活用することもできるし、その場合でも追加のパドルボタンを便利に活用できるだろう。
価格が高額ということもあるし、そもそも競技志向ゲーマーのために設計されたコントローラーなので、なかなか手を出しにくいと思うが、DualSenseが好きな方で、よりボタンの多いプロコントローラーを望む場合には最有力候補の一つになると思う。
おそらく持ちやすさ、フィッティングについては純正の「DualSense Edge」よりも万人向けだと思う。結局、背面ボタンの形状と配置によってグリップのホールド状態、感触が異なる。その点、HEXGAMING ULTIMATE PROは、純正の標準DualSenseの感触にかなり近い。追加ボタンもパドル形状なのでグリップの邪魔にならない。
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<▲写真:ソニー純正の「DualSense Edge」の背面。背面の追加ボタンが各社で異なる> |
前述したように、動画か記事でレビューを行う予定なので、関心がある方は待って欲しいが、レビューを見ずに購入しても特に問題はないとも思う。というのも前述したように持った感触もボタンの押し心地もDualSenseとほとんど同じだからだ。買ってみるまで分からない、という未知の部分がほとんど無いので購入しやすいと思う。一方、PHANTOMの方が追加ボタンの形状と配置によってDualSenseと持ち心地が異なるので、ある程度情報を仕入れてから購入した方が良いと思う。PHANTOMもレビュー記事を用意する予定だ。
情報元、参考リンク