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<▲画像:「eSIM」の再発行手数料について> |
なお、8月時点では、ウェブ上での手続きでも内容によって異なっている。
一つは、現在契約中の回線種別のまま手続きする場合、すなわち4Gなら4Gのまま、5Gなら5Gのままなど。この場合、本来の手数料は440円だが、実は先行して「当面無料」の措置が適用されている。
もう一つは回線種別を変更する場合だが、3,850円の手数料がウェブでも発生していた。ところが、9月1日以降は「当面無料」となる。回線種別を変更する場合というのは、4Gから5G、5Gから5G SAへの変更などだ。
KDDIが今回の措置を採用するに至った理由は、5G SAにあるようだ。
auでは新しいサービス「au 5G Fast Lane」が提供開始となっているが、このサービスを利用するには5G SA契約が必須。「au 5G Fast Lane」は、混雑しがちな時間帯などでも、より快適に5G通信を利用できるサービス。このサービス自体の利用料金は無料だが、別途申込が必要で、さらには対象の料金プランに加入している必要がある上、前述したように契約も5G SAでなければならないなど、若干面倒な条件がいくつかある。
そして、現状では、au 5G Fast Laneを使うための条件を満たしつつも申込を行っていないユーザー、従来の5G契約から5G SAへの変更を行っていないユーザーがかなりいるようだ。そのため、変更にかかる手数料を無料化し、5G SAへの変更を後押ししていくとのことだ。
なお、ウェブでは当面無料だが、店頭手続きでのeSIM再発行の手数料は9月1日以降も3,850円(税込、以下同)かかるので注意して欲しい。