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<▲画像:「XREAL One Pro」の装着イメージ> |
旧モデルのXREAL Oneとの最大の違いはディスプレイ及び視野角、見やすさだろう。XREAL Oneの視野角は最大50度だが、XREAL One Proでは最大57度へと拡大。結果、ユーザーの視界に見える範囲が30.8%拡大した。視野角はARグラス、VRゴーグルにとっては非常に大きなポイントで、見やすさ、迫力など根本的な体験価値を大きく左右する。とても重要な進化だ。
→XREAL One Pro公式サイト
→XREAL公式Amazonストアページ
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<▲画像:「XREAL One Pro」> |
ディスプレイにはソニー製の次世代0.55インチ、マイクロOLEDを採用している。解像度は1,920 x 1,080ドット。
リフレッシュレートはXREAL One同様、最大120Hzだが、明るさは最大600nitから最大700nitへと向上。また、サウンドは前モデル同様、Bose監修なのでクオリティはある意味保証済みと考えていいだろう。
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<▲画像:「XREAL One Pro」は視野角が最大57度に拡張> |
本体の重さは約87g。
プロセッサはXREAL One同様、X1チップ。M2Pレイテンシは3msだ。
対応機器についてはAndroid、iPhone、Nintendo Switchなど、非常に幅広い。基本的には数え切れない。
ただ、購入時に注意したい点がある。それは瞳孔間距離(IPD)だ。XREAL OneではソフトウェアタイプのIPD調整だったが、XREAL One Proでは最初からLとMの2モデルが用意され、どちらかを選んで購入する形となっている。57-66mmのMモデルと、66-75mmのLモデルだ。
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<▲画像:「XREAL One Pro」の特徴の一つ> |
IPD調整はXREALに限らず、他のARグラスでも気になる点だし、VRゴーグルの「Quest」シリーズや「PlayStation VR2」でも気になる部分。場合によっては調整はキリがなく、なかなか良いポイントが見つからない、という人も多いと思う。
注意したいのは、XREAL One Proの場合は購入前の時点で選ぶ必要があることだ。そのため基本的には最初に正確に測っておくべきだ。XREALは最もおすすめの方法として眼科での測定をあげている。ただし、これは面倒くさい方法であり、現実的には自分で定規を使う方法だろう。ただ、これについても勿論誤差が生じるし、スマホアプリで測ることもできるが、これも誤差が生じる。測定方法は下記リンク先のページに記載されている。
→XREAL公式サイト/「IPDはどう測る?IPDはどう測る?」についてのページ
基本的には鏡を使って自分で定規で測り、その数字が57-66mmや66-75mmの中ほどであれば、あまり心配せずに選択できるだろう。一方、自分で測定した結果が66mm前後の場合は、どちらを選ぶか悩むはずだ。この場合は、旧モデルや他社製品での経験、VRゴーグルでの経験を参考にすべきだが、それが無い場合は、眼科で調べるのが無難かもしれない。
ちなみに私はAR/VR製品は、最初にIPD調整でかなり時間が掛かるタイプだ。どこに調整しても「さっきより良いような悪いような」みたいな感覚が抜けず、なかなか決まらない。最終的にはだんだん適当になってきて「もうこれでいいや」というポイントで決めてしまうが……。
また、インサートレンズにも勿論対応しているので、筆者のように近視の場合は必須だろう。XREALは日本では「JUN GINZA」と度付きレンズに関するパートナーシップを締結している。
なお、ノーズパッドはS、M、Lの3サイズが用意されている。ARグラスはノーズパッドのサイズと形状も気になる部分の一つだと思う。
話が逸れたが、そのXREAL One Proを記念し、XREALは予約特典として「XREAL Hub」をプレゼントする企画を用意している。XREAL HubはUSB Type-Cのショートケーブルのハブだ。
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<▲画像:「XREAL Hub」> |
また、XREALの公式YouTubeチャンネルでは、XREAL One Proの開封及びXREAL Oneとの違いを紹介する動画や、操作方法を紹介した動画が公開されているので、事前にチェックしておく方がいいだろう。
高価な製品だけに、後から選択ミスを後悔したくはないと思う。XREALショップでは30日間の返品保証があるとはいえ、その条件は「未着用で損傷がなく、タグ付きで元のパッケージに入っている」などであり、基本的には使ってしまったら返品できないので注意したい。
情報元、参考リンク