<▲画像:「Yaber K2s 新バージョン」> |
価格は通常56,999円(税込、以下同)だが、1月6日時点では「スマイル Sale」によって23%引きの43,998円となっている。さらに5%オフクーポンも配布中なので、AmazonのYaber K2sの製品ページでカートに入れる前にクーポンを適用した状態にしておけば、2,200円引きされて、前述の23%オフと合わせ、41,798円になる。
<▲画像:2025年1月6日時点での価格例> |
また、1月17日時点では前述のセールは終了しているが、代わりに10,000円オフクーポン、10%オフクーポンなどが配布されているので、依然として安価に購入できる。
また、これは11日に追記した内容だが、クーポンと併用できる特別割引コードがGAPSIS読者向けにメーカーから発行されている。このコードは「GAPSISKK2S」で、5%オフになる。コードの期限は1月31日まで。割引コードの使い方はこちらの記事を参照して欲しい。違う機種だが、使い方の流れは基本的に同じだ。
さて、話をYaber K2s 新バージョンのハードウェアに移していきたい。ハードウェアの特徴自体は共通しているためYaber K2s 旧バージョンの実機レビュー記事も参考になると思うが、実際にはYaber K2.5sと言ってもいいくらい進化しているので、詳細は今後公開予定の新バージョンの実機レビュー記事を待って頂ければ幸いだ。ただ、一応、本記事にも実機を触った感想を基にしたコメントを追記したので、それを参考に購入しても特に問題はないと思う。
→Amazon/Yaber K2s製品ページ
→Amazon/Yaberストアページ
Yaber K2s 新バージョンについて
新バージョンと旧バージョンの違い
Yaber K2s 新バージョンと旧バージョンの主な違いは以下の通り。基本的にはそれら及び、それらに伴い変更する必要がある点を除き、新旧での違いはないようだ。- 明るさが最大800ANSIルーメンから最大1000ANSIルーメンに改善
- ドングルのOSがAndroid TVからGoogle TVに変更(ハード自体も変更)
- リモコンを2つから1つに統合
まず、明るさが最大1000ANSIルーメンに改善されたことは嬉しい進化。初稿の時点では実機が手元になかったので「部屋の照明を完全に落として視聴する場合には体感的に大差ないかもしれないが」と書いたが、実際にはかなり違う。完全な照明下でも十分実用できるほど明るくなった。これだけの明るさとコントラストがあれば、専用のスクリーン無しでも使えるかもしれない、と思う。通常、明るくないプロジェクターの場合、例えば部屋の壁の壁紙の薄っすらとした模様ですら気になるので、どうしてもスクリーンの必要性を感じると思う。ところが明るくコントラストの高い製品の場合、白などの明るいシーンですら、ある程度は許容できるほど壁紙の地の模様が気にならなくなる。もちろん、スクリーンと違って全く気にならないことはない。しかし、妥協できるかも、と思う範囲には入ってくる。Yaber K2sの新バージョンでは「壁紙への直接の投影でも見られないことはないな」という位のレベルまで進化している。
もちろん、通常のスクリーンへの投影であれば、より綺麗だし、部屋の照明を消せば、より完璧に近づく。いずれにしても、Yaber K2sの新バージョンは数値的には800ANSIルーメンから1000ANSIルーメンへと200の差に過ぎないが、体感的にはかなり良い。
次は、付属のドングルの変更だ。
Yaber K2s 旧バージョンには「HAKO mini」という名の同社製のスマートTVドングルが同梱されている。このドングルは、Yaber K2s本体の底面に用意されたスロットに挿入することで、外観的には分からない形でプロジェクターをスマート化できる。
<▲写真:旧バージョンの例。スロットカバーを外した所にHAKO miniが入っている> |
そのドングルのハード及びOSが変更された。旧バージョンではAndroid TVだったが、今回の新バージョンではGoogle TVになった。
GoogleのTV向けプラットフォームの開発変遷を細かく説明すると複雑で長くなるので割愛するが、現在の最新のTV向けプラットフォームはGoogle TVだ。今の新しいGoogle TVのベースはAndroid TV OS。もちろん、Android TV自体もまだまだ使えるが、より新しいプラットフォームはGoogle TVなので、今回のYaber K2sのドングルの変更も改善と言っていいだろう。
ただ単に「YouTube」や「Netflix」「Hulu」「Disney+」「Amazon Primeビデオ」などの動画配信サービスで動画を見るだけならAndroid TVでもGoogle TVでもどちらでも構わないといえば構わないが、例えばGoogle TVでは手軽に複数ユーザーのプロファイルの作成と切り替えができるなど、使い勝手が良くなっている。使い始めの段階でGoogle TVをセットアップするときにも、マルチプロファイルを作成するかどうかは聞かれる。家族複数人で利用する場合などにはプロファイルを分けると便利だ。
また、ドングルのハードも変わった。HAKO miniも4K対応だったが、新しいハードも4K、そしてHDR対応だ。ハード自体はGoogleからは「Skyworth Leap-S2」という名称のデバイスとして認識される。実際、Yaber K2s新バージョンのプロジェクターとしての出力解像度は1080pだが、ドングルでは4K HDR動画の再生が可能なので、投写映像はかなり綺麗だ。
そして今回、Yaber K2sの新バージョンでは、リモコンの統合が行われた点も見逃せない。
実はYaber K2sの旧バージョンでは、Yaber K2s本体用のリモコンと、スマートドングル HAKO mini用のリモコンの2種類が同梱されていた。プロジェクター本体の各種操作には本体用リモコンを使い、Android TVの操作にはHAKO miniのリモコンを使う、という形だ。
2つもあると面倒だと感じると思う。ただ、実は本体用リモコンでAndroid TV側の基本操作もできるので、必ずしも不便という訳でもない。
とはいえ、可能なら1つに統合して欲しいところ。その要望に新バージョンでは応えた、ということになるようだ。新バージョンでは一つのリモコンで全ての操作ができる。そして、実機を実際に触ったところ、ただ単に一つに統合されただけではなく、根本的にハードウェアの形状設計が改善されていた。旧バージョンのリモコンは、平べったい形状で、若干剛性が低く、ふにゃふにゃ感がある。「Fire TVスティック」の昔のリモコンみたいな感じだと言えば伝わるだろうか。一方、新バージョンのリモコンは若干厚みを増し、剛性が高く、しっかりとしたホールド感のある設計へと変わった。持った瞬間、ボタンを押した瞬間、全く違うと感じる。明らかに新型の方が良い。
<▲画像:「Yaber K2s」の特徴> |
Yaber K2sは5万円以下の価格帯の据え置き型のフルHDプロジェクターとしては旧バージョンの時点でかなり優れていたが、今回、その魅力をかなり増したので低価格~中価格帯における注目のスマートプロジェクターの一つだと思う。低中価格帯のフルHDプロジェクターとしては、ほとんど完成形に近づいたと言っていいと思う。実機の詳細レビューも気持ちよく書けそうだと感じている。
<更新履歴>
・2025年1月11日 更新:割引コードがメーカーから発行されたため、記事に追記しました。
・2025年1月17日 更新:メーカーから実機が届いたため、簡単なコメントを追記しました。