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新モデル「BOOX Go 10.3」登場!4.6mm、375g、フロントライト不要の明るいE Inkディスプレイ

ONYX Internationalの正規代理店を務めるSKTは11日、E Inkディスプレイ(電子ペーパーディスプレイ)を搭載するAndroidタブレット「BOOX」シリーズの新機種2モデルを取扱い、予約受付を開始したと発表した。

<▲画像:左から順に「BOOX Go 10.3」「BOOX GoColor7」>

薄型軽量ボディを特徴とする、その2モデルとは、7インチのカラーE Inkディスプレイを搭載する「BOOX GoColor7」と、10.3インチの白黒E Inkディスプレイを搭載する「BOOX Go 10.3」。本記事ではまず、BOOX Go 10.3を見ていきたい。


BOOX Go 10.3の予約受付は11日開始済みだが、出荷予定日は26日前後になる予定。価格はオープンだが、市場想定価格は67,800円(税込、以下同)前後とされている。

過去モデルと同様、SKTの公式通販サイトであるSKTNETSHOPの他、SKTのAmazonストア、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店でも販売される。

なお、SKTNETSHOPでは、本体と同色の純正マグネティックケースとペンチップ(スタイラスの交換用ペン先のセット)が付いてくる。

<▲画像:「BOOX Go 10.3」用の純正マグネティックケース>

<▲画像:純正マグネティックケースはスタンド代わりにもなる。フラップもマグネットタイプで脱着可能な上、ペンループ(ペンホルダー)としても使える>

筆者もBOOXシリーズの愛用者の一人だが、BOOXシリーズを安価に購入するならYahoo!ショッピングや楽天市場でポイント還元率が高い時を狙うことだ。一方で、今回のようにSKTNETSHOPではオマケが付いてくることが多いので、どちらを優先するかは人それぞれ。私は「BOOX Nova Air3 C」などはYahoo!ショッピングでポイント還元率が高い時に購入している。

交換用ペン先については、スタイラスが「Magnetic Pen Plus」の場合には富士通のデジタルノート「Quaderno」シリーズ用のペン先と同等品だと思うので、それを買っても構わないと思う(※メーカーに確認した訳ではないので万一不備が生じても責任は負えません。自己責任でご利用下さい)。

<▲画像:「BOOX Go 10.3」>

さて、そのBOOX Go 10.3の概要を見ていこう。

BOOX Go 10.3には10.3インチ、解像度が2,480 x 1,860(300ppi)のE Inkディスプレイ(Carta 1200)が搭載されている。昨今のBOOXシリーズとしては珍しく、フロントライトを搭載していない。

フロントライト不要で使えるほど地の色が明るいというのは非常に大きな魅力。筆者のメイン機であるBOOX Nova Air3 Cの場合は、明るい場所でもフロントライトが必須。BOOX Nova Air3 Cをとても気に入っているし、今やE Ink端末の中ではメイン機になっているが、欲を言えばライトはオフで使いたい。

<▲画像:フロントライトが無くても明るいディスプレイのため視認性が高い>

Quadernoは数あるE Ink端末の中でもディスプレイのグレーがとても薄く、明るい方だが、BOOX Go 10.3が同等レベルなら、非常に魅力的。解像度は高いし、Google Playからアプリも使えて利便性は圧倒的に良いので、薄型軽量ボディとあいまって相当良い製品かもしれない。

ボディの厚さは僅か4.5mm。重さは約365g。

純正のマグネティックケースは約263gなので、合計するとそれなりの重さになるが、マグネティックケースは簡単に脱着できる。

10インチクラスのE Ink搭載タブレットとしては非常に有力な選択肢になりそうだ。

機能面では特筆すべき新機能はなさそうだ。あとは基本性能を決めるCPUとメモリだが、CPUはQualcommの2.4GHz 8コアのもの、メモリはLPDDR4X 4GB、ストレージはUFS2.2の64GB。おそらく4GBあれば問題ないだろう。

バッテリー容量は3,700mAh。ネットワークはWi-FiがIEEE802.11b/g/n/ac準拠で、Blutoothは5.0対応、スピーカーも搭載しているし、マイクもある。

同じ10.3インチサイズの機種では昨年12月発売の「BOOX Nova Air3」があるが、BOOX Nova Air3のディスプレイ解像度は1,872 x 1,404なので、BOOX Go 10.3よりも粗い。また、おそらくBOOX Nova Air3のディスプレイフィルムはBOOX Nova Air3 Cと同じだと思うので、ペンの書き味も同じだろう。

BOOX Go 10.3について気になる点は、ペンの書き味だが、これに関しては、YouTubeでの様々なレビュー動画の公開を待った方がいいのかもしれない。

<▲画像:「BOOX Go 10.3」のパッケージと付属品>

もしQuaderno並みに優れた書き味なのだとすればBOOX Go 10.3はベストE Inkタブレットの一つになるかもしれないし、BOOX Nova Air3 Cレベルの書き味だったとしても十分にデジタルノートとしても使える。

情報元、参考リンク
BOOX公式ストア
Yahoo!ショッピング
SKTショップ 楽天市場店
Amazon/SKT SELECT
SKTNETSHOP

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