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バッファローが「Wi-Fi 7」ルーター「WXR18000BE10P」を近日発売へ

バッファローは9日、ホームWi-Fiルーターの新製品「WXR18000BE10P」を近日中に発売すると発表した。

「WXR18000BE10P」
<▲画像:「WXR18000BE10P」>

WXR18000BE10Pは、最新のWi-Fi規格認定プログラムである「Wi-Fi CERTIFIED 7」(以下、Wi-Fi 7」に対応するWi-Fiルーター親機。国内メーカーとしては初のWi-Fi 7認証ルーターとなる。

現時点ではWXR18000BE10Pの詳細は明らかにされていないが、Wi-Fi 7対応の最新フラッグシップルーターとしての登場となるため、非常に高性能であることは間違いない。

WXR18000BE10Pは、アリオンのグループ本社であるAllion Labs, Inc.とMediaTek Inc.との共同の取り組みによってWi-Fi 7の認証を取得できたという。

そのためWXR18000BE10Pの発表においてはアリオン、MediaTekからのコメントも寄せられている。

アリオンの代表取締役社長を務める中山英明氏は「我々は、長年蓄積してきた無線に関する専門知識と実績を活用することで、変化が激しい市場でお客さまの競争力強化に貢献できることを大変嬉しく思います。アリオンでは、Wi-Fi やBluetooth、TR-398、ZETA等の無線関連ロゴ認証取得のサポートに加え、お客様の製品が利用される中で最良なパフォーマンスを発揮できるよう、アンテナメカニズムの設計から無線性能検証、実環境のシナリオシミュレーションに至るまで、業種、製品ごとに総合的なテスト・ソリューションおよびコンサルティングを提供することで、より優れた顧客体験を迅速に提供していけるよう、これまで以上に、より一層強力にお客さまへ提供できる価値の向上に努めていきます」とコメント。

一方のMediaTekのコーポレートバイスプレジデントであるAlan Hsu氏は次のようにコメントしている。

「Wi-Fi 7テクノロジーをいち早く採用した企業の1社として、当社はバッファローと緊密に連携し、MediaTek Filogic Wi-Fi CERTIFIED 7™チップセットソリューションを使用した製品を開発・発売します。当社の高度なシングルチップMLOアーキテクチャーを通じて、ユーザーに最高の接続体験を提供することができます」

なお、Wi-Fi 7は「Wi-Fi 6E」をベースにしつつ通信効率や遅延を改善した規格。IEEEでは「IEEE802.11be」という規格で策定が進められていて、Wi-Fi Allianceからは7番目の規格とされている。

Wi-Fi 6Eまでの規格と比べて最大通信速度や接続の安定性が向上している。

具体的には理論上の最大通信速度は36Gbps。Wi-Fi 6Eが最大9.6Gbpsなので、約3.7倍に相当する。さらにWi-Fi 7では、一度に利用できる6GHz帯の帯域幅が160MHz幅から320MHz幅に拡張され、従来に比べて2倍の通信速度を実現(※320MHz幅は6GHz帯のみ)。

変調方式も1024QAM(10bit)から4096QAM(12bit)になり、一度に表現できる情報量が増加。

複数の周波数帯で同時に通信する機能も強化され、「MLO」(Multi-Link Operation)で2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の周波数帯を複数同時に利用できる。

情報元、参考リンク
バッファロー/プレスリリース
Amazon/WXR18000BE10Pページ

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