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ソフトバンクの5Gの人口カバー率が90%を突破

ソフトバンクは7日、「5G」(第5世代移動通信システム)の基地局の整備を加速して進めていて、3月末時点で人口カバー率が90%を突破したと発表した。

ソフトバンクの5Gの人口カバー率が90%を突破
<▲画像:ソフトバンクの5Gの人口カバー率が90%を突破>

ここで言う人口カバー率は、「国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算定している」とされている。この表現をもう少し詳しく説明すると、日本全国を500m四方のメッシュで区切り、そのメッシュ内の50%以上をカバーできていれば、そのメッシュにおける人口カバー率は100%、50%未満であれば0%となる。

そしてこの人口カバー率の算出方法は、現時点ではソフトバンクだけでなくNTTドコモ、au、楽天モバイルも同じ。

ソフトバンクの5Gはひとまず、この定義上で人口カバー率が90%を突破したということになる。

5Gのエリア整備を加速できた要因は、5Gの基地局を開設する際に、ソフトバンクが独自開発したシステムを活用することで、基地局の各種設定や通信試験、電波発射準備などのインテグレーション業務を自動化・効率化し、工数を削減できたことにあるようだ。

同社は今後さらに増加するであろうトラフィックに対応し、ストレスフリーなネットワークを実現できるように5Gのさらなる高度化とエリア拡大を推進していくとしている。

ちなみに、数字上はドコモはまだ90%に達しておらず、2024年3月までに全国の全ての市区町村でのエリア展開を行った上での人口カバー率90%達成を目指していて、auは2023年度のできるだけ早い時期に90%達成を目指している状況。

それらと比べると現時点でソフトバンクの5Gの人口カバー率は先行している形だ。

ただ、基本的にどの通信キャリアもまだまだ5Gが繋がるエリアは限られているので、多くのユーザーが5Gの速度の恩恵を十分に受けられるようになるまでにはもう暫く掛かりそうだ。ちなみに千葉県北西部の筆者宅ではauとソフトバンクの5Gはエリア内だが、ドコモが微妙に外れていて後一歩という状況。楽天モバイルは安いし4Gが問題無く繋がっているので不満はないものの、5Gは1~2km先にポツンと局所的にエリアがあるという程度。ドコモ、au、ソフトバンクの5Gのカバー状況は場所によってかなり異なるため、時々各社のサービスエリアマップを確認してみるといいと思う。

情報元、参考リンク
ソフトバンク/プレスリリース
ソフトバンク/サービスエリアマップ
ソフトバンクオンラインショップ

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