<▲図:新型コロナワクチン接種証明書アプリのポイント> |
接種証明書アプリではスマートフォンの画面に氏名、生年月日、最終接種日に加えてQRコードが表示される形式を採用していて、QRコードには氏名、生年月日、QRコードの発行者、電子署名、そしてワクチン接種記録が含まれる。
ワクチン接種記録は、接種したワクチンの種類、製品名、ロットナンバー、接種日、接種制度の所管者となっている。例としてはファイザー製のワクチンの場合は、ワクチンの種類に「ファイザー」、製品名に「コミナティ」が入る。ファイザーの新型コロナワクチンの販売製品名は日本名では「コミナティ筋注」となっている。
ただし、上記の情報は国内向けのQRコードの場合。海外向けのQRコードには、氏名はローマ字形式のものに加え、パスポートの旅券番号、国籍・地域、ワクチンの接種回数、ワクチンの接種国、証明書の発行国、証明書IDが含まれる。
新型コロナワクチン接種証明書アプリ自体は20日にGoogle Play、App StoreにてAndroid版、iOS版がリリースされる予定だが、実際にワクチン接種証明書をアプリ内で取得するためには、マイナンバーカード、マイナンバーカードの券面入力補助用暗証番号の他、海外用の証明書を発行する場合には追加でパスポートも必要だ。
また、アプリだけでなく紙の接種証明書の様式も変更される。
<▲図:紙のワクチン接種証明書も新しくなる> |
<▲図:紙のワクチン接種証明書の様式について> |
アプリの動作要件はAndroid版がAndroid 8.0以降、iOS版がiOS 13.7以降で、さらにマイナンバーカードを読み取ることができる端末(NFC Type B対応)である必要がある。