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ドコモ、回線契約問わない「いつでもカエドキプログラム」を提供へ。端末返却で残価免除系の新プログラム

NTTドコモ(以下、ドコモ)は17日、端末を気軽に購入できるサポートプログラム「いつでもカエドキプログラム」を24日より提供開始すると発表した。

<▲図:「いつでもカエドキプログラム」が9月24日より提供開始>

「いつでもカエドキプログラム」は、端末を返却することで、設定された残債をその時期に応じて免除するタイプのサービスで、大きな特徴は、ドコモの回線契約の有無を問わずに利用できるという点と、返却時に次の機種変更、すなわち新しい機種の購入義務がないことだ。気軽に利用でき、その時のユーザーの状況に応じて返却するか使い続けるかを選択できる。

まずはプログラムへの加入条件だが、対象機種を割賦販売契約または個別信用購入あっせん契約に基づき、残価設定型24回の分割払いによって購入する必要がある。

さらに、プログラムの利用にあたっては以下の条件を満たしている必要がある。

  • dポイントクラブもしくはドコモビジネスメンバーズ会員の方が、本プログラム加入時に購入した対象機種をドコモが定める返却条件に基づいて返却すること。
  • (郵送での返却の場合)ドコモが返却条件に定める違約金、および査定条件に定める故障時利用料が発生した場合の支払いに関して事前に同意すること。

特別難しい条件はない。冒頭で触れたようにドコモの回線契約の有無は問われない。

疑問に感じるかもしれない点といえば「残価設定型24回の分割払い」だろう。この分割形式では、端末価格を24等分で分割するのではなく、24回目、すなわち最終回の支払額を最初の段階で残価として設定する。

例えば、端末価格が105,500円(税込、以下同)の機種を例にする。

この端末の残価も購入時の段階で48,000円と設定されていたとする。この場合、1回目から23回目までの支払額は105,500円 - 48,000円 = 57,500円になり、この額を23分割した2,500円を1回目から23回目までは毎月支払っていくことになる。

この例において23ヵ月目に端末を返却すると、24回目の支払が不要になる。すなわち、48,000円の支払が不要になるので、約2年間の実質的な端末使用コストは57,500円だ。言い方を変えれば105,500円の機種を約2年間使って48,000円でドコモに下取りに出した、という形だ。

<▲図:23ヵ月目の返却の場合>


「いつでもカエドキプログラム」では返却時期次第で支払不要になる額が異なる。

22ヵ月目までに返却する場合は、「早期利用特典」が発生する。勿論、23回目までの支払は行う義務があるわけだが、ドコモがあらかじめ設定した額の割引が行われる。この例では、毎月600円の割引が行われるとすると、返却後23回目までの支払額は月々1,900円ということになる。この「早期利用特典」は一括して受け取ることもできる。すなわち、23回目までの額を一括で支払う場合には、回数分の割引がまとめて適用される。23回目までの分を一括で支払っても分割で支払っても総額に違いは生じない、ということだ。

<▲図:22ヵ月目までに返却の場合の例>

一方、2年以上に渡って購入機種を使い続けたい場合には、24回目に設定された残価を24分割して、24回に渡って月々支払っていくことになる。今回の例では48,000円を24等分すると、月々2,000円になる。

<▲図:24ヵ月目以降も対象機種を利用する場合の例>

では、3年など、全額を支払う前に返却した場合はどうなるのか? というと、返却以降の分割支払金が免除される。

この種のサポートプログラムのお得度合いは結局のところ最初に設定される残価次第となる。設定残価が高ければ高いほどお得。設定残価が安い場合には、自分で端末を中古取扱い店に持ち込んで売却する方が実質的な負担額は少なくなる。

一方で、自分で売却する場合には手間も掛かる。通信キャリアのプログラムであれば、手間はある程度軽減されるので、とても手軽だ。その辺りも含めた総合的な判断となるだろう。

もちろん「いつでもカエドキプログラム」を利用せずに購入することもできる。

情報元、参考リンク
ドコモ/いつでもカエドキプログラム紹介ページ
ドコモオンラインショップ

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