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WiMAXも途中解約時の解除料1000円の新プランに移行。新「ギガ放題」はデータ量上限無しで月額3880円

UQコミュニケーションズは25日、「WiMAX 2+」において新しい料金プランを10月1日より提供すると発表した。電気通信事業法が10月1日より改正されることを受けての動きで、2年契約を途中で解約した場合の解除料が1,000円だということが最大のポイントだ。

<▲表:新ギガ放題>

料金プラン名は現行と変わりなく「ギガ放題」のまま。ひとまず本記事では新プランを「新ギガ放題」と記すことにする。

新ギガ放題ではWiMAX 2+通信における月間のデータ量上限はなく、使い放題。もちろん直近3日間でのデータ通信量が10GB以上になった場合には、18時頃から翌日の朝2時頃にかけて概ね1Mbpsの速度にまで制限される。直近3日間での通信量が10GBを切れば該当時間帯でも通常速度に戻る。この速度制限に関しても変わりない。また、「au 4G LTE」を使えるモード「ハイスピードプラスエリアモード」を使用した月に関しては上限が7GBに制限される点も同じで注意が必要だ。

料金は月額3,880円だが、格安SIM/スマホサービス「UQ mobile」のスマートフォンも利用している方、もしくは新たに利用する方、すなわちWiMAXと両方契約している方の場合には「ギガMAX月割」という割引サービスを適用できて、300円引きになる。この辺りも現行プランと同じ。

では何が変わるのかというと、冒頭で触れたように途中解約時の解除料だ。

新ギガ放題では2年契約で途中解約しても、1,000円の解除料だけで解約できるようになる。一方、最初から2年間という期間縛りのない契約も可能だが、その場合には26か月目以降に料金が月額3,880円から170円高い月額4,050円になる。この部分が他の携帯キャリアや格安SIM/スマホサービスと微妙に異なる部分といっていい。

2年間の期間縛りの有無によらず25か月目までは月額3,880円。期間縛りがある場合は26か月目以降も同額の3,880円。一方、期間縛りがない契約の場合は月額4,050円に上がる、ということになる。

ここまでの内容だけで比較すると、どちらが出費を抑えられるかという分岐点は2年半となる。それ以上使い続ける場合は2年契約の方がいいだろうし、それ未満で解約、もしくはソネットやBIGLOBE、GMOとくとくBBなどMVNO提供のWiMAXサービスに乗り換える可能性があるのであれば2年契約なしでの加入の方がいい、ということになる。

しかし、実際にはキャンペーンも含めての比較検討になるだろう。

WiMAX 2+はUQコミュニケーションズだけでなくソネットやBIGLOBE、GMOとくとくBBらもサービスを提供している。それらの企業はUQコミュニケーションズからWiMAX 2+のインフラを借り受けて、自社サービスを展開しているわけだが、端末販売価格や実施キャンペーンの内容は各社異なる。

基本的にはソネットらもUQコミュニケーションズのプランに準拠すると考えらえるが、キャンペーンは当然異なるわけで、事業者によっては2年間の定期契約の有無でキャンペーン特典の内容も違うかもしれない。

そうなると定期契約の有無に関してはキャンペーン内容も含めての検討になる。

そして、大抵はキャンペーンの特典を受ける条件には一定期間の継続要件があるため、現在と大差ないかもしれない。とはいえ、通信プランの解除料が1,000円に下がっただけでも、これまでよりもユーザーにとっては解約障壁が下がったことは確かだと思う。

なお、現行プランのユーザーが新プランに変更することも可能だ。

【情報元、参考リンク】
UQ WiMAXオンラインショップ
So-net モバイル WiMAX 2+キャンペーンページ
BIGLOBE WiMAXキャンペーンページ
GMOとくとくBB/WiMAX 最大34,000円キャッシュバックキャンペーン
GMOとくとくBB/WiMAXキャンペーン 月額2,170円から
UQコミュニケーションズ/プレスリリース

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