【端末レポート】今夏モデル大注目機種である「Xperia 1」をチェック!先進的デザイン、ハイスペック、4K HDR縦長ディスプレイ、トリプルカメラなど

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NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクと、3つの通信キャリアから本日、6月14日に発売となるソニーモバイルコミュニケーションズのハイエンドスマートフォン「Xperia 1」。本来は発表直後に記事を公開予定でしたので遅くなって申し訳ありませんが、デモ機のレポートをお届けしたいと思います。実際の長期使用レポート等はまた別途ご用意したく思います。

<▲写真:Xperia 1(ドコモ版は「SO-03L」)>

また、本記事ではドコモ版を紹介しますが、基本的な特徴はau版もソフトバンク版も同じです。ただし、通信サービス(周波数等)がキャリアによって異なりますので、当然LTEによる最大通信速度なども違いますので、その点にはご注意下さい。

もう一つ、カラーバリエーションも違いますので、そこから見ていきましょう。

<カラーバリエーションの違い>

ドコモはパープルとブラックの2色、auはパープル、ブラック、ホワイト、グレーの4色、ソフトバンクはパープルのみ、という具合で分かれています。今回のXperia 1のメインカラーであるパープルは3キャリア全てにありますが、ブラックはドコモとauのみ、ホワイトとグレーはauのみです。

<▲写真:左がブラック、右がパープル。前面はほぼ同じ印象>

<▲写真:左がブラック、右がパープル。パープルはブルーに近い>

パープル、ブラック共に性別・年代問わず使える色だと思います。Xperia 1の側面、背面は非常に艶やかな印象を与える仕上がりになっていて、高級感を感じさせてくれます。安っぽさがないので、所有感を満たしてくれると思います。

<▲写真:派手過ぎず地味過ぎない、絶妙な艶やかさ>

ただ、パープルとブラックは決して明るい色ではないですよね。明るい色を求めるとホワイトということになり、auのみです。グレーもブラックよりは明るいですが、「明るい」という印象を与えるよりも落ち着いた印象のカラーなので、ユーザー層はホワイトとは異なると思います。

<▲写真:auにはホワイト(左)とグレー(右)もある>

通信キャリアへのこだわりがないのであれば、ホワイト目当てでauに移るというのもアリだと思います。

一方、通信キャリアは継続したいのであれば、ソフトバンクはパープル一択、ドコモはパープルとブラックの二択です。個人的な印象ではパープルはブルー寄りでとてもカッコイイと思います。伊達にメインカラーに据えられていないです。




<良くも悪くも「長い」ボディ>

Xperia 1の最大の特徴は、良くも悪くも「長い」ことだと思います。ボディサイズは167 x 72 x 8.2mmです。

<▲写真:ポケットの深さにもよりますが、こんな感じで上にかなり飛び出た感じになることも>

正直な話、それが最大の壁でもあると思います。「長すぎる」とか「操作しにくい」と感じた場合、候補からXperia 1は外れてしまうと思います。それくらい「普通じゃない長さ」です。私も最初は「ダメだこりゃ」と思いました。あまりに長くて、どんな人間でも従来のスマートフォンの感覚では画面上部に指が行きにくいからです。Xperia 1に合わせた持ち方に若干変える必要があると思います。

<▲写真:かなり縦長だと分かると思います>

とは言っても、それなら他機種では画面上部に楽々と指が届くのか? と問われてもYesとは答えられませんよね。5インチ以下のコンパクト機、できれば4インチ程度のスマートフォンじゃないと楽々とはいきません。ということは、Xperia 1だけが際立って指が届きにくい機種と言う訳でもなくなってきます。実際、触っていると多少慣れてきます。

ただ、非常に特殊な縦横比で、本当に長いので注意すべき最大のポイントだというのは確かですし、手が小さい方に厳しい機種だということも間違いないと思います。

ここまでは長いボディのマイナス点を見ましたが、プラス点に移りましょう。

<▲写真:アドレスバーなどへ指を持っていくのは大変だけど、画面に表示できる情報量は他機種では不可能なレベル。とにかく下まで一気に表示できます>

実はXperia 1のディスプレイは非常に考えられた設計になっています。

AndroidスマートフォンではOS標準の機能として「マルチウィンドウ」を使えます。「マルチタスクキー」(「最近使ったアプリ履歴キー」など、呼び方は結構様々)でアプリのアイコンをタップした時に表示される「分割画面表示で起動」などから、2つのアプリを画面を分割して同時表示できます。このマルチウィンドウ機能を使っていない方も多いと思いますが、使っている方も勿論多いでしょう。

マルチウィンドウ/マルチタスクはAndroidの大きな魅力の一つだと思いますが、Xperia 1はそこに着目した設計になっています。

<▲写真:マルチウィンドウ機能の使用例>

ディスプレイ全体は縦横比が21:9になっています。極端な縦長ですが、これによって、マルチウィンドウ機能を使った時に、上のウィンドウを9:16、下のウィンドウを16:9で表示できるようになっています。ちょうど16:9の縦横比のウィンドウを上と下で「横」「縦」に並べられるディスプレイ設計なんです。

<▲写真:上ウィンドウはYouTube動画です。下はWebブラウザ>

特に便利なのは上のウィンドウを動画に使った場合です。

動画を画面一杯綺麗に表示させた上で下ウィンドウでも十分な表示領域を確保できます。一般的な縦横比のディスプレイでこうしたマルチウィンドウ機能を使うと、どうしても下側のウィンドウが短くなりがちです。若干窮屈です。しかし、Xperia 1だと上側ウィンドウを十分なサイズにした上で、下でも広大な画面で快適にアプリを扱えます。

さらに、下のウィンドウでは結構普通に指がウィンドウ内の上の方まで届きます。当然ですがマルチウィンドウの場合は上のウィンドウの分だけ、下側ウィンドウの上部がディスプレイ全体から見て下がりますので、指が届きやすくなり、操作しやすくなります。

とにかくXperia 1におけるマルチウィンドウ機能は非常に使いやすいです。

マルチウィンドウを使いやすくする工夫も導入されています。マルチウィンドウを使っていない方の中には、そもそも使い方が分からない、という場合も多いと思います。Xperia 1ではそれを解決すべく、簡単な方法を用意しています。

<▲写真:ホーム画面に配置された「マルチウィンドウ」アイコンから手軽にマルチウィンドウ機能を呼び出せます>

上に掲載した写真のように「マルチウィンドウ」機能を使うためのアイコンが最初から用意されています。これを使えば簡単です。

<▲写真:ガイドに従って上と下のウィンドウにアプリを割り当てればOKです>

ただ、マルチウィンドウでの「ながら作業」をあまりしない方の場合は、Xperia 1の縦長ディスプレイのメリットが減りますので、普通の縦横比のディスプレイを搭載した機種を勧めます。

もう一点は映画視聴における有利さです。


映画館の「21:9シネマワイド」と全く同じ比率ではないものの、非常に近い比率のため、ディスプレイほぼ一杯に映画を表示することができます。21:9シネマワイドの映像を16:9のディスプレイで視聴すると、上下に黒い帯が入り、全体的に縮小された表示になりますが、Xperia 1では限りなく無駄のない表示ができるので、非常に迫力ある大きな映像で楽しめます。

<▲写真:左が16:9画面のXperia XZ1、右がXperia 1>

また、21:9なのでテレビなどの4Kとはドット数が違いますが(Xperia 1では3,840 x 1,644ドットと、短辺側のドット数が少ない)、Xperia 1は4K&HDR対応ディスプレイなので、非常に美しい描画性能です。今夏モデルではGalaxy S10なども明るくコントラストが高く、非常に綺麗だと思いますが、ディスプレイのキメ細やかな解像感と美しさはXperia 1が上だと思います。とにかく超綺麗です。

とはいえ、良くも悪くも人を選ぶディスプレイだと思いますので、できれば一度手にとって実機を確認することをオススメします。他の機種よりもカタログだけで選ぶのはやめた方がいいと思います。本当にかなり「長い」です。




<基本性能>

通信キャリアの今夏モデルでは、Xperia 1、AQUOS R3、Galaxy S10、Galaxy S10+、HUAWEI P30 Proがハイエンドモデルとなります。ファーウェイのP30 Proはグループ企業のHiSilicon製プロセッサですが、Xperia 1、AQUOS R3、Galaxy S10/S10+はQualcomm Snapdragon 855です。

Snapdragon 855は非常に優秀だと思います。明らかに余裕を感じられるパフォーマンスなので、2年以上前の機種を使っている方がSnapdragon 855搭載機種に変えると、パフォーマンスアップを感じられると思いますし、日常使用におけるストレスが減ると思います。

メモリ(RAM)はXperia 1、AQUOS R3は6GBで、Galaxy S10/S10+は8GBですが、体感上は6GBでも8GBでもChromeやSNS、その他一般的なアプリを使う分には変わらないと思います。ゲームですらほとんど変わらないでしょう。変わるとすれば、2年後など、今よりも要求スペックの高いゲームアプリが増えて来る頃だと思います。それでもゲーム内のグラフィック設定をいじれば恐らく問題なく動くでしょうし、余程の重いゲームでもない限り、6GBで十分に2年、3年の間、現役機として活躍してくれると思います。

ストレージ(ROM)は64GBです。欲を言えば128GB欲しいですが、多くのユーザーは64GBで十分だと思いますし、高解像度の写真や動画を沢山撮影するにしてもmicroSDXCカードを使えばいいので大丈夫でしょう。microSDXCカードは最大で512GBのカードまで対応しています。




<カメラ>

カメラ機能は短時間しか試していないので触り程度ですが、Xperia 1ではXperia史上初となる「トリプルレンズカメラ」を背面に搭載しています。


3つのレンズとCMOSセンサーを縦に並べたカメラで、上から順に焦点距離26mm、F値1.6のレンズに12MPのセンサー、52mm/F2.4のレンズと12MPのセンサー、16mm/F2.4のレンズと12MPのセンサーです。上が標準カメラ、真ん中が望遠、下が超広角になります。

画角を変えた撮影が手軽にできる他、背景を綺麗にボカした写真を撮ったり、日常様々なシーンで使い勝手の良いカメラだと思います。


また、動画撮影機能では、映画のような質感と色の表現を楽しめるシネマ撮影専用機能「Cinema Pro」を搭載しています。確かに映画っぽい質感の映像になるので、結構面白いかもしれません。

<▲写真:Cinema Proの画面>




<ゲーム>

一部、ディスプレイの話に戻ってしまいますが、21:9に対応したゲームアプリだと画面一杯で楽しむことができます。今のところ、21:9対応のゲームは「アスファルト9:Legends」「フォートナイト」「伝説対決-Arena of Valor-」の3タイトルだけですが、フォートナイトはプレイヤー数も多いので、対応は結構嬉しいですね。16:9のディスプレイを搭載するスマートフォンよりも表示範囲が若干広いので、瞬間的に把握できるエリアが増えます。

<▲写真:左がXperia 1。右と微妙に位置が違うので比較しにくいものの、Xperia 1では若干広い範囲が表示されます>

また、画面が長いことをゲームにおいても活かしています。

「ゲームエンハンサー」機能を使って、ゲームアプリを左に表示し、右にサブ画面を表示して、そこで攻略サイトを常時表示させたり、YouTubeの実況動画を見たり、ということができます。Xperia 1以外の機種でもマルチウィンドウ機能で同じようなことはできますが、ディスプレイが長い分、しやすいです。

<▲写真:アスファルト9をプレイしながら右画面でブラウザ表示>

<▲写真:右画面でYouTube動画>

加えて、「ゲームエンハンサー」機能では、快適にゲームをプレイできるようにするための細かなカスタマイズが可能となっています。例えば、メモリを解放して空き容量を増やしたり、といったことをゲームをプレイしながらできます。

<▲写真:ゲームエンハンサー機能のメニュー>





<定番機能サポート>

個人的にはやっぱり搭載していて欲しい国内定番機能ですが、Xperia 1はしっかりサポートしています。ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイ、防水/防塵に対応しています。もちろん、オーディオではハイレゾもサポートし、Walkmanとしても活躍してくれるでしょう。




<通信速度>

通信サービスはキャリアで異なりますので、当然Xperia 1の速度も変わります。

ドコモでは下り最大1,576Mbps対応、auでは下り最大1Gbps対応、ソフトバンクでは下り最大988Mbps対応です。一見ドコモの約1.5Gbps対応は圧倒的に感じますが、実際に我々ユーザーが使った時にそこまで出るわけではないので、あまり気にしなくていいと思います。ただ、速い速度に対応しているというのは、勿論嬉しい点の一つです。




<キャンペーン>

キャリア別に異なるキャンペーンが実施されています。

■ドコモ
ドコモオンラインショップにおいて、Xperia 1購入者のうち先着20,000名に「USB Type-C 2in1ケーブル」がプレゼントされます。応募不要で、対象者、すなわち先着20,000名に入っていれば購入したXperia 1に同梱してUSB Type-C 2in1ケーブルも送付されます。

■au
予約した上で購入し、対象プランに加入すると「au WALLET残高」に5,000円をキャッシュバック、というキャンペーンが実施されていましたが、すでに14日になっていますので終了です。紹介が遅くなって申し訳ございません。

■ソフトバンク
8月7日までの間にXperia 1もしくはXperia XZ3を購入すると、全員にスマホ決済サービス「PayPay」で5,000円相当のボーナス(残高)がプレゼントされます。加えて、抽選で500名に20,000円相当のPayPayボーナスが当たります。幸運な方は5,000円+20,000円で、合計25,000円分の還元を受けられます。外れたとしても5,000円分は全員に贈呈されます。




<全体的な印象>

今夏のハイエンド機種から選ぼうとするとXperia 1かAQUOS R3、Galaxy S10/S10+になると思います。個人的なお勧めは、Xperia 1かGalaxy S10/S10+が筆頭で、次点にAQUOS R3という感じです。AQUOS R3は中身は決して悪くありませんが、デザイン的には私個人の好みからは外れます。もちろん人それぞれ好みは違うので、AQUOS R3がベストデザインという方も大勢いらっしゃると思います。


一方でサイズ感としてはGalaxy S10、AQUOS R3が万人向けで無難な選択肢です。Galaxy S10+はちょっと大き目なので人を選ぶでしょう。同様にXperia 1も再三述べたように、とにかく長いので、特に手が小さな方は扱いにくいと思います。

大抵の用途(アプリ)では、Xperia 1、AQUOS R3、Galaxy S10の体感的なパフォーマンスは大差ないように思います。カメラはさすがにしっかりと使っていないので比較できませんが、絵作りの傾向は3社で異なるので、写真は好みの問題かもしれません。動画はXperia 1がベストと言いたいですが、Galaxy S10+の手振れ補正もかなり良さそうだったので、アクションカメラ代わりにするならGalaxy S10+も良いかもしれません。ですが、そうじゃなければ動画撮影はXperia 1がベストかもしれません。ただ、カメラに関しては見聞きした情報だけの判断なので参考程度にして下さい。

Xperia 1はようやくベゼル(額縁部分)が細くなって先進的な見た目を手に入れました。それによって非常に優れたデザインを実現していると思います。今回のXperiaは所有感を満たしてくれるはずです。

あとはとにかく縦長のディスプレイとボディが自分の手に合うか、だと思います。そこに行き着くと思います。このディスプレイを気に入るならXperia 1、そうじゃなければAQUOS R3かGalaxy S10、もしくはGalaxy S10+というのが今夏のハイエンド機種における選択基準の一つになりそうです。

カメラ重視派の方にはHUAWEI P30 Proを待ち続けている方もいると思いますが、こればかりは国際情勢次第なので、現時点ではなんとも言えません。

【情報元、参考リンク】
ドコモオンラインショップ
ドコモオンラインショップ/Xperia 1 SO-03L製品ページ
au Online Shop
ソフトバンクオンラインショップ
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