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ロボホン大活用!兵庫県姫路市教育委員会がロボホン74体と電子黒板を市内の学校に大量導入

シャープは11日、兵庫県姫路市教育委員会にコミュニケーションロボット「RoBoHoN(以下、ロボホン)」74体と、学校向けの65型電子黒板「BIG PAD Campus」1,270台を納入すると発表した。

<▲図:設置イメージ>

ロボホンが74体も学校に納入されるというのは、ロボホン史上では大きなニュースだろう。

姫路市内の市立小学校全68校の他、義務教育学校(前期課程)1校、市立高等学校3校、および姫路市立総合教育センターの計73施設で1月から順次運用されるという。

ちなみに、今回導入されるロボホンは開発者向けモデルの「SR-X002」で、パソコン用の開発アプリケーションを使うことでロボホンの動きを自由にプログラムしたり、オリジナルのダンスやアプリなどを作成することもできるようになっているもの。

また、子供向けのビジュアルプログラミング言語である「Scratch(スクラッチ)」でロボホン用のアプリケーションの開発ができる「スクラッチパック」なども利用できる。

今回導入されるロボホンもそうした開発者向けモデルで、小学校において、ロボットの操作やロボットとの対話を通じて児童が興味を持って主体的に学べる環境を作り、プログラミング的思考の育成に貢献する他、電子黒板をパソコンやタブレットと連携させることで、先生と児童が双方向にコミュニケーションをとりながら学習できる環境づくりをサポートするという。

なお、設置完了時期は1月末の予定とのことで短期間で済むようだ。

ちなみにロボホンの開発者向けモデルを個人的に欲しい方も多いと思うが、なかなか手を出しにくい価格で、238,000円(税抜)となっている。それだけに学校に導入されるというのは、コストをかけずに体験できる環境が提供されるということで、ロボットおよびロボットに関するプログラミングに関心がある学生にとっては良いニュースと言えるかもしれない。

その一方で、大きな予算が動くわけで、ロボホンが十分に様々な形で活用されることも期待される。

【情報元、参考リンク】
シャープ/プレスリリース

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