まず、トレタは、飲食店向けに社名と同名のサービス「トレタ」を提供する企業。トレタというサービスは、飲食店向けの予約/顧客台帳サービスで、技術を使って外食産業をよりよい形に変えていくことで、豊かな食文化を作ることを目指しているという。現在、トレタのサービスは約12,000店舗に導入され、国内でトップシェアを誇る。
そのトレタとドコモが組むことでどのようなシナジーが期待されるかというと、両社は今回の提携で具体的には次のようなことを考えているようだ。
- 予約/顧客台帳サービス「トレタ」の一層の普及
- 一般ユーザーがスマートフォンを使って、飲食店の予約、メニュー注文、決済までをワンストップで行うことができる新たなサービスの提供(2019年度開始予定)
- 飲食店で使えるドコモのスマホ決済サービス「d払い」およびポイントプログラム「dポイント」の導入推進
一般ユーザー目線で見ると、トレタ導入店舗が1万店舗以上あるため、飲食店へのd払い/dポイントの導入がかなり進みそうなことがドコモとdポイントのユーザーには嬉しい展開と言えそうだ。また、飲食店の予約、メニュー注文、決済までの流れが手軽で分かりやすいのであれば、それも便利かもしれない。
なお、資本提携に関しては、ドコモはトレタからの30億円の第三者割当増資を引き受け、トレタの既存株主からの一部株式譲渡も行うという。今回の提携によって、トレタの累計資金調達額は61.3億円になる。また、出資時期は今月中旬の予定となっている。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース