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【一条真人的Androidライフ】第131回:スマートスピーカーで考える気の利いた会話というもの

このところ、オンキヨーが出している「Google Home」系のスマートスピーカー「G3」(VC-GX30)を机の上に置いて、仕事をしながら色々な音楽を聴いている。利用している音楽サービスは「Spotify」だ。毎月980円の出費になるが、CDの物理スペースもとらないし、G3で聞く限りは最低限の音質は出ている感じなので、仕事のサポートには十分だと思う。

ロボホンとスマートスピーカーG3

ちなみに、G3はGoogle Home(Google アシスタント)対応のスマートスピーカーなので、Google Homeでできることは基本的にできる。

Google Home対応というかGoogle アシスタント対応製品はオンキヨーに限らず、ソニーも開発していて、今後も数多くのメーカーから様々なGoogle Home系のスマートスピーカーが出てくると思う。

ところで、ロボホンとG3の写真を載せたが、Google Homeの会話能力はロボホンほど柔軟ではない。

正直、たいした会話能力ではないのだが、音楽再生に関して「だけ」はロボホンを超えたものを持っている。何しろ搭載しているスピーカーが違い過ぎるのだ。

とはいえ、音楽を聴く以外では、天気予報とかタイマー、アラーム機能ぐらいしか使えないので、会話相手としては長続きしない感じだ。

ただし、「ソチってどこ?」とか聞くと、ロシアのどこどこで、どのぐらいの距離か? とか、場所を教えてくれたりする。

どこかの記事で、「スマホの次にスマートスピーカーは来るか?」みたいなのがあって、タイトルを見ただけで読んではいないけど、もちろん機能的にスマホを置き換えるのは無理だろう。たとえ家の中限定で考えてもだ。しかし、「次に買いたいデバイス」という意味なら、欲しくなるデバイスかもしれない。

スマートスピーカーはGoogle Home系だけでなくAmazonの「Alexa」などもあり、僕もAlexaはどの程度なのか? というのは気になるので、購入オファーをしている。AlexaはAmazonから招待しないと買えないのだ。

何にしても、音声コミュニケーション型のデバイスというのは、やはり現在のAI技術では普通の人間が要求するものには届かないのではないだろうか? という気がしてしまう。人間同士の会話というのは、かなりの直近の出来事による情報が織り交ぜられている。

僕たちがとりあえず他の人間とスムーズなコミュニケーションをしようとすれば、スポーツやら社会的なニュースなどの情報が無難に必要となってくる。

しかも、普通の人間同士の会話にしても、気の利いた会話にするのは難しい。イギリス人がとりあえず天気の話をするというのは、共通の話題としては的確なナイスアイデアなのではないかと思ってしまう。天気は誰にでも関係することだからだ。

ともかく、スマートスピーカーに「おはよう」とか声を掛けたら、もっと気の利いた返事をしてほしいものだと思ってしまう。



【情報元、参考リンク】
Amazon.co.jp/オンキヨー スマートスピーカー(※ちなみにP3という製品はオンキヨーのAlexa対応スマートスピーカー)


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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