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グンゼ、着るだけで姿勢、消費カロリー、心拍などの生体情報を計測できる衣料型ウェアラブルシステムを開発

グンゼは6日、日本電気(以下、NEC)の技術協力によって、着るだけで姿勢や消費カロリー、心拍などの生体情報を計測することができて、肌着としても日常的に着用できる衣料型のウェアラブルシステムを開発したと発表した。

衣料型ウェアラブルシステム

このシステムを同社は13日から東京ビッグサイトで開催される「第2回ウェアラブルEXPO(ウェアラブル端末の活用と技術の総合展)」に出展する。

服にシステムを導入したウェアラブルシステムはNTTドコモなど、他社も開発しているが、グンゼのシステムは、センサーや配線部分もニットで伸縮するため、体にフィットして動きやすい点、洗濯が可能な点などが大きな特徴だと言えるだろう。さらに、伸縮性と通気性の確保によって、着心地も良いという。スポーツウェアタイプでフィットネス目的のものが多い中、肌着タイプのものを開発しているのはグンゼならではだろう。

そして、このような特徴を実現できたのは、グンゼのニット(編み)技術によって導電性繊維をインナーに加工し、姿勢センサーや配線として活用しているため。

姿勢センサーは、グンゼの研究開発部の肌着の着用快適性を研究するラボで、体の動きによる皮膚の伸縮を計測したデータに基づき、最適に生体情報を取得できるという。

また、活動量センサーや通信機能を備えたNECの柔軟・小型・薄型のウェアラブル端末を活用し、取得した情報はスマートフォンなどを経由してクラウド上で管理される。

このウェアラブルシステムによって、姿勢の歪みや癖などの体の状態を見える化でき、姿勢の改善や肩こりの予防に役立つアドバイスを提示できたり、利用者間での比較や傾向分析なども可能になる。

【情報元、参考リンク】
NEC/プレスリリース
第2回ウェアラブルEXPO

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