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【取材レポート】USBデータ通信機器「URoad-Stick」【WiMAX 2+新モデル】

UQコミュニケーションズは15日に都内で「新サービス・新デバイス発表会」を開催し、下り最大220Mbpsの「WiMAX 2+」に対応するモバイルWi-Fiルーター新製品や110Mbps対応ホームルーターなどを発表したが、当日の会場には1月9日に発売となったWiMAX 2+対応USBデータ通信端末「URoad-Stick」(シンセイコーポレーション製)も展示されていた。

URoad-Stickの展示

URoad-Stickについてはレビュー記事を用意していなかったので、ひとまず本記事で実機写真をまじえた紹介をしたいと思う。

まず、URoad-StickはWiMAX 2+に対応したUSB接続型のデータ通信機器としては初のモデルになる。残念ながら下り最大220Mbpsには非対応で、下り最大110Mbpsでの利用にはなるが、USBスティック型の端末を望む方にはこのURoad-Stickしか現時点では選択肢がない。

スペック表

本体サイズは約27×62×11mm、重さ約18gで、USBメモリと同じようなサイズ感だ。

USBメモリよりは若干大きいが、それでも十分に小型軽量で持ち運びしやすい。

USBコネクタ部分は折りたたんでボディに収納できるようになっている。このコネクタ部分は最大で180度まで回転することができ、90度、180度の位置で固定できる(※手で簡単に回転できるので完全な固定ではなく、他の角度の位置と比べると止まっているというレベル)。基本的には90度や180度での利用が多いと思うが、他の角度、例えば中途半端な160度などのまま使うこともできる。

90度、180度以外の場所で使うこともできる。
ただ、普通は軽くロックされる90度、180度の位置で使うと思う。

この180度、90度の位置では軽くロックされる。

コネクタ部を収納した状態。

対応するネットワークはWiMAXとWiMAX 2+で、WiMAXでは繋がりやすい「WiMAXハイパワー」に対応し、WiMAX 2+では下り最大110Mbpsに対応する。具体的な対応通信速度はWiMAXでは下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbps、WiMAX 2+では下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsだ。

ただし、このURoad-Stickのハードウェア性能とは関係がないことだが、WiMAXはサービスとして、今春から下り最大40Mbpsのエリアが下り最大13.3Mbpsに切り替わっていくので、URoad-Stickでも最大40Mbpsでの利用ができるエリアは減っていくので注意したい。

とはいえ、WiMAX 2+のエリア整備はかなり進んでおり、3月末までにはWiMAXエリアをほぼカバーするレベルになるので、もはやWiMAX 2+だけでも問題ない状況となってきているのであまり気にする必要はないだろう。

URoad-Stickの対応OSはWindows 7/8/8.1、Mac OS X 10.7/10.8/10.9/10.10。

なお、2月19日までは現行料金プラン「UQ Flat ツープラス」でも2年間は月々のデータ通信量制限・速度制限がないので、それまでの申込がお得となっている。それ以降は現行プランは改定され、7GB/月の制限がつくので、制限なしで利用したい場合には新プランを選択しなければならなくなる。

また、どちらのプランでも直近3日間で3GB以上の通信を行った場合には翌日に速度制限が行われる。とはいえ、YouTubeの標準画質の動画ならば十分に視聴できるレベルの速度は提供されるとのことだ。

URoad-Stickの値段は、UQコミュニケーションズの公式通販サイト「UQ WiMAXオンラインショップ」では1円だ。キャンペーンで3,000円分の商品券がつく。月々の通信費は最大2年間は3,696円/月、それ以降は4,196円で、契約期間は2年間となっている。

残念ながらニフティ(@nifty)、ソネット(So-net)、ビッグローブ(BIGLOBE)、GMOとくとくBBでは取り扱っていない。

【情報元、参考リンク】
UQ WiMAXオンラインショップ・キャンペーンページ
UQコミュニケーションズ/URoad-Stick製品ページ

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